| 最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る (当日分) |
|
目次へ.. 注目株のグラフ.. 中勢モデル波動.. 製品紹介 《カナル24》の条件表No.20「平均線と順位相関」を使って日経平均の動きをウォッチします。向こう10日くらいの動きをターゲットにしています。 |
|
(2016.12.2) TOPIX 1477P(-5) 日経平均 18426円(-87) 28.3億株 (3兆 178億円) 昨日の海外株は (1)中国上海 +0.72% (2)英FT100 -0.45% (3)独DAX -1.00% (4)仏CAC -0.39% (5)NYダウ +0.36% (6)ナスダック -1.36% 11月のISM製造業指数は51.9→53.2へ上昇し、いよいよ12月のFRBの政策金利の引き上げは確実になりました。WTIは1.62ドル高の51.06ドルまで上昇し、米国長期金利は2.454%(+0.067)とさらに上昇する。 ただNYダウこそは金融株とエネルギ−関連株が上昇したため+68ドル高となりましたが、テクノロジー株や不動産株は金利高を嫌って下落しています。ナスダックは2日連続して-1%以上の下げをしています。米国においては金利高が市場全体を上昇させる時期は過ぎたようです。 米国の長期金利高にもかかわらず円安は進行しませんでした。よって日経平均は小安く始まり、日経平均の前引けは-0.47%安でした。したがって後場に日銀のETF買いが入り-87円安の18426円で終わりました。日経先物は18330円と現物よりも-100円余計に下げているので、ETF買いがなければ日経平均は18300円台まで下げたであろうと思います。 米国の金利上昇期待(円安のさらなる進行期待)と日銀のETF買いによって、株価は下がるはずはないというムードになっていますが、金利高や円安はプラス材料でもあるし、視点をずらすとマイナス材料にもなります。 すでに東証1部の連結PERは16.59倍まで買われています。私が思っていたのは15.0倍を中心にして16倍になると株価は割高、14倍になると割安ということでした。これは10月3日に書きました。当時の円レートは101円であったので、現在は約13%の円安になっています。輸出企業にとっては+10%以上の増益要因です。仮に全業種の利益がこの円安によって+5%の上方修正となるならば、現在のPER16.59倍は修正後の利益の15.7倍になります。この数字は割高の16倍に近い。PERからはそれほど大きな上昇は望めないと思います。 ■■ グラフを見て売買方針を切り替えることについてB ■■ 今の株価が上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるかの判断はその判断の基準を決めておけばスッキリとわかります。しかしチャートからの判断では「トレンドが変化するときは必ず判断の間違い」が出ます。もう一度2014年6月〜2016年10月のグラフを掲げます。 (B)から(C)の上昇トレンドでは、(B,c,d,e,f)の押し目買いは大成功です。しかし(g)での押し目買いは、(C)で下降トレンドに転換したために失敗します。(b)の9日順位相関が最も低かった翌日7月30日(9日順位相関が上昇した日)の株価は20522円でしたが、この株価水準を下回った8月12日(20303円)あるいはザラバ安値が最も安かった7月9日の19115円の前日の終値149737円を下回った8月21日の19434円を見て、上昇トレンドは終わったと判断せねばなりません。 (C)は下降トレンドになったと判断していますが、11月になって株価は4線を上回ってきました。上昇トレンドに転換したと判断します。株価が4平均線を上回ったのは11月6日(終値19265円)または5日連続して200日線を上回った11月12日(終値16597円)です。ここからは押し目買いになります。 9日順位相関が-80以下になって、翌日9日順位相関が上昇したのは12月16日(終値19049円)です。翌日のザラバ高値は19869円と+820円高がありましたが、それで株価上昇はおしまいとなり、2016年1月からは再び下降トレンドに転じました。 以上の経過を見ると、株価が4平均線を上回るか下回るかによって上昇トレンド・下降トレンドを判断したとき、トレンドが反転するときには必ず損失が出ます。(C)(D)(F)が1回は損失がでるときです。しかしグラフからトレンドの判断をすれば必ずトレンドの転換点で損失がでるのは当たり前です。これを恐れてはなりません。失敗をして方針を変更するのは正しいことです。意地になって方針を変更しないことは立ち直れないほどの大失敗につながります。トレンドが反転する最後の売買チャンスは保険のようなものです。トレンドが継続すれば利益がでるし、トレンドが転換すれば損失になります。誰も利益だけを享受することはできません。 |
|
目次へ.. 注目株のグラフ.. 中勢モデル波動.. 製品紹介
|