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骨まで愛してって迫るようなものだった

男の人に言いたいのは、

一夜限りのことならその旨述べて去って欲しいってことで、

別れ際に、また会おうね、連絡するよ、君だけだよなどと囁かないで。

そんなことをしたらわたしはいつまでも連絡を待つんだよ、貞操は守らないけどな。

彼らに求めるのは、簡単に嘘をつかないで、いい人でいたいから甘い言葉でその場を凌ごうとしないでってことだけなのに。

 

しかし、去り際でさえ、わたしに対して誠実でいてよと願うのは、

自分を騙した男の人に骨まで愛してと迫るようなものなんだ。

はじめから尊重する気もないわたしに、誰が真実を告げるだろうか。

 

真実はわたしを楽にする。

君とは今晩だけだよとあなたが真実を告げるならば、

クソみたいな一夜をありがとうと感謝して、あなたを忘れるだけで良い。

 

そうさせてくれないのは、誰もわたしを大事だと思わないからだ。

 

城卓矢が川内康範先生の怨念こもった歌詞を歌うのは、あれを女が歌ったら、人類は二度と異性間恋愛をするまいと誓うからに違いない。