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IOCを“錦の御旗”に…小池都知事が狙う「森退治」の勝算

 森氏が小池知事に敵意をむき出しにするのは、都知事就任以来、痛いところを突かれ続けてきたからだ。このままでは五輪利権を奪われると危機感を強めたに違いない。

 実際、小池知事は9月29日に調査チームを立ち上げると、五輪施設の建設中止を含む抜本的な見直し案を発表するなど、五輪利権にどんどん手を突っ込んでいる。

 小池知事が森会長を攻撃しているのは、森氏が五輪のドンとして居座っている限り、自由勝手にできないからだ。何がなんでも目障りな森氏を排除するつもりだ。

「小池知事は森さんから実権を奪おうと、あの手この手を繰り出しています。組織委を都の『監理団体』として管理下に置こうとしたのもそのためです。今後は、年間4億7000万円かかる組織委の事務所家賃をクローズアップしていくようです。ネガティブ情報を積極的に公開して世論に訴えていくつもりでしょう」(五輪関係者)

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