日刊ゲンダイDIGITAL

  • facebook  
  • twitter  
  • google+

IOCを“錦の御旗”に…小池都知事が狙う「森退治」の勝算

 小池都知事と五輪組織委員会の森会長、IOCのコーツ副会長、丸川五輪相が集まり、五輪会場の見直し問題を話し合った4者トップ級協議。改めて分かったのは、衝突し続けてきた小池知事と森氏が水と油ということだ。2人はバトルにどう決着をつけるのか。勝敗の行方を握る鍵は、どちらがIOCを取り込めるかになりそうだ。

 11月29日の4者協議。ボート場の「海の森」から「長沼ボート場」への移転が見送られ、水泳会場も当初の計画通り。小池知事は、4者協議ではバレー会場の移転に活路を見いだそうとして、「有明アリーナか横浜アリーナか、クリスマスまでに結論を出したい」と訴えた。これに対し、森氏は「僕の知り得る情報では横浜は迷惑していると聞いている」と語気を強め、「ある日突然、知らない人から『あなたをお嫁さんに決めた』と言われたら、うれしいですか?」と例えてみせた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のニュース記事