北日本で大荒れの天気に 暴風や猛吹雪に警戒を

北日本で大荒れの天気に 暴風や猛吹雪に警戒を
急速に発達している低気圧と強い冬型の気圧配置の影響で、北日本で雪や雨を伴い非常に強い風が吹く大荒れの天気となっています。北日本では2日夜にかけて大荒れの状態が続く見込みで、気象庁は暴風や猛吹雪、それに高波に警戒するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、オホーツク海にある低気圧が急速に発達し、北日本の上空およそ5500メートルには氷点下36度以下の強い寒気が流れ込んでいるため、北日本付近は冬型の気圧配置が強まっています。

この影響で、北日本では局地的に雪や雨を伴い非常に強い風が吹く大荒れの天気となっています。各地で観測された最大瞬間風速は、北海道のえりも岬で午前4時40分に34.2メートル、北海道釧路市で午前7時すぎに25.6メートル、青森県大間町で午前7時40分ごろに24.1メートル、岩手県大槌町新町で午前8時すぎに23.6メートルなどとなっています。

低気圧はこのあとオホーツク海でさらに発達し、上空の強い寒気の流れ込みも続くため、北海道では2日夜遅くにかけて、東北では夕方にかけて大荒れの状態が続く見込みです。

2日に予想される最大風速は、北海道の陸上で20メートル、海上で25メートル、東北の陸上で18メートル、海上で23メートルで、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達する見込みです。2日の波の高さは、北海道と東北、それに北陸で6メートルの大しけとなる見込みです。

また、北日本の日本海側を中心に、2日夜にかけて大雪となるところがある見込みで、3日朝までに降る雪の量は、北海道の多いところで40センチと予想されています。

気象庁は暴風や猛吹雪、それに吹きだまりによる交通への影響や高波に警戒するとともに、大雪や雪崩にも十分注意するよう呼びかけています。

各地で警戒が必要な時間帯

気象庁によりますと、暴風や猛吹雪、それに高波などに警戒が必要な時間帯の目安は次のとおりです。

北海道では2日夜遅くにかけて暴風雪や猛吹雪、それに高波に警戒が必要です。東北では日本海側を中心に夕方にかけて暴風雪や吹雪、それに高波に警戒が必要です。北陸では昼前まで高波に警戒が必要です。

注目・関連ワード