民進党の支持組織である連合が次期衆院選に向け、「目の前の勝利のみを目的とした共闘は、国民の理解を得られない」とする基本方針の素案をまとめた。民進党が共産党と連携を強化することをけん制している。関係者が30日明らかにした。12月22日の中央執行委員会で最終的な方針を決める意向で、次期衆院選を巡る両党関係に影響を与える可能性がある。
素案では、民進党への支援を強化する姿勢を打ち出す一方で、共産党に言及し「民進党などの民主主義政党とは根本的に異なり、選挙戦で連携することはあり得ない」と断じた。
さらに「衆院選では、基本政策の一致が不可欠だ」と強調した。