どうも、廃品回収業者のなつです。
またまたやってきました、ちょい好評企画第二弾。
今回は海外のミュージシャンがよく使う言葉の中で、発音はものすごく似ているのに意味が全く違う2つの言葉を紹介します。
ShedとShred
ほら、似てるでしょ?Rが真ん中に入っているかどうかの違いです。でも意味は全く違います。
片方は「練習する」という意味。
もう片方は「とてつもなく素晴らしい演奏をする」という意味。
さあどっちがどっちでしょうか?
答えを導き出すにはこの言葉の本来の意味を考えなければいけません。
どちらの言葉ももともとの意味とは違った用法で使われています。
Shed:血や涙を流す、(動物・昆虫などの)脱皮
Shred:ずたずたに切る、裂く、破砕する
これで少しはニュアンスがわかったかな?
Shed=練習する
これはわかりやすいですよね。もともとの意味をそのまま当てはめれば、血や涙を流して脱皮する、一皮むけるということになります。つまりは努力して練習し、上達するという意味ですね。こんな感じで使います。
"Damn, I really need to go home and shed on that tune."
(ちっくしょー、家帰ってこの曲練習しないとだめだな)
まあ一般的に「練習する」という意味を持つ"practice"の代用だと思っていれば文法的に間違うこともまずないでしょう。特にジャズミュージシャンやロックミュージシャンはこういう汚い俗語を使ったほうがいいですよ。かっこいいもん。
Shred=素晴らしい演奏をする
これはちょっとわかりにくいですね。もともとの言葉の意味から少し推測をする必要があります。
僕も具体的にどういう理由でこの言葉を使うようになったのかはわかりませんが、もともとの「破砕する」という意味に近いのではないかと思っています。
とんでもない演奏をおみまいして、観客やほかの演奏者を「ぶちのめす」という感じでしょうか。こんな感じで使います。
"Man, you were really shredding on that last solo!"
(お前さっきのソロハンパなかったな!)
とりあえず 〇〇+be動詞+shredding. の形を使っておけば無難です。
これは特にジャズミュージシャンが使う言い回しなので、ジャズのライブを見に行ったときに演奏者に言ってあげましょう。
くれぐれもクラシックの人には言わないでください。低俗だと言われてつまみだされます。
ちなみに個人的に最高にShreddingな映像をひとつ紹介しておきます。
Tony Royster Jr. Drum Clinic Poland 2016 - YouTube
みなさんもちょっとかっこいいミュージシャン英語をマスターして、海外でも活躍できるミュージシャンになりましょう!
今日の一曲です:
ミーハーかもしれないけど、やっぱりかっこいいんですよ。各パートのバランスが素晴らしいと思います。J-POPのよさが全部出てる。