新田哲史、伊沢友之
2016年12月1日18時42分
日本の紙おむつメーカーが、中国市場でインターネット通販に力を入れている。訪日客が日本で子ども用紙おむつを買い込む「爆買い」は最近減ったが、日本の商品は依然として人気だ。ネットで手軽に買えるようにして、売り上げを伸ばしている。
日本の紙おむつは、肌触りや漏れにくさなどが中国で高く評価されている。数年前は日本で買い込んだ客や業者らが中国で大量に転売するなどし、日本国内で品薄になったほどだった。
そこで、紙おむつメーカーはネット通販に注力した。ネットで直接売れば、偽物への不安が根強い消費者にも安心感を訴えられる。広い国土の幅広い地域に売れる利点もある。
花王は昨年11月、中国のネット通販最大手のアリババグループと協力し、日本製の「メリーズ」を中国で買えるサイトを開いた。今月11日にあった「世界最大の買い物イベント」では、売上額が前年同日の約8倍に膨らんだ。花王グループの販売会社の竹内俊昭社長は「順調だ。これをきっかけに中国でさらに販売を拡大したい」と話す。
ユニ・チャームも昨年から通販…
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朝日新聞国際報道部