ホクレン農業協同組合連合会の佐藤俊彰会長は30日の記者会見で、北海道旅客鉄道(JR北海道)が農産物輸送網となる鉄道線区も見直す方針を示していることについて、「JR輸送網は北海道(の農業)にとって生命線だ」として、維持を求める姿勢を示した。
タマネギやジャガイモの産地である北見地方からは石北線で大量の農作物を輸送している。佐藤会長は「JR貨物は末端まで集荷システムを有している。関係団体とともにきちっと維持を求めていきたい」と訴えた。
ただ、今後の輸送料金の引き上げについては「容認できない。行政を含めて解決していく話」と強調した。