花房吾早子
2016年11月30日22時48分
大阪市営地下鉄の民営化について、市議会での議論が佳境を迎えている。来月13日の本会議で基本方針案が採決される見込みで、可決されれば、民営化に向けて一歩前進する。どうして民営化を進めるのか、民営化で何が変わるのか。記者がQ&A形式で論点を整理した。
Q なぜ民営化を進めようとしているの?
おもに3点ある。旗振り役の吉村洋文市長は①税金が投入されて守られてきた交通局が、税金を払う立場の株式会社になることで、市に税収や株の配当約100億円が入る②経営責任が明確になる③鉄道以外の事業への進出など経営の自由度が高まる――などをメリットに挙げている。
市営地下鉄・ニュートラムは9…
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