韓国の中産階級の6割が自分を「貧困層」と考えていることがNH投資証券系の100歳時代研究所のアンケートで分かった。同研究所が30-50代の中産階級1025人を対象に実施した調査によると、自分を貧困層だと考える人の割合は56.5%に達した。中産階級は所得が全体の中央値の50-150%の世帯を指し、昨年末時点で4人家族で世帯所得が194万-580万ウォン(約18万6000-55万7000円)の層が該当する。
同研究所は「中産階級が考える中産階級の基準が高過ぎるためだ」と分析した。回答者は月収が511万ウォンで、保有純資産が6億4000万ウォン程度あれば中産階級だと考えているが、回答者の実際の月収は平均366万ウォン、純資産は平均1億8000万ウォンにすぎなかった。
ただ、定年後には現在中産階級の人の6割程度の所得が貧困層基準(2人世帯で137万ウォン)を下回る懸念があることも分かった。