娘が産まれて外出するようになったくらいの頃の話です。
旦那の運転する車から降りて、私とキューが先に店内に入るために駐車場を歩き始めました。
「絵本と同じみたい」的なこと言うなんて可愛いとこあるじゃないか…と思ったらやっぱりなー!
大丈夫、大丈夫、七分丈のレギンス履いてたから。
泣いてないから。
絵本「ちょっとだけ」はお兄ちゃんお姉ちゃんになる子におすすめの絵本
妹が産まれるにあたり何か良い絵本がないかと思って、見つけたのが「ちょっとだけ」でした。
今更紹介するまでもない名作なんですけれども。
子供の丸みが柔らかい線で描かれていてて素敵。こんな風に、子供を見た可愛さのまま絵に表現できたら、どんなに楽しいんだろうって思います。
妹が産まれてさみしい…というような気持ちがキューにあるのかどうかはわかりませんが(基本的に妹に興味がなさそうです)数回読んだだけで内容を覚えていたので、子供にもわかりやすいようですね。
泣かせるつもりはなかったんだけど、って感じで泣かせてくる
最近は、「ママが感動!」「子供と一緒に読んで泣きました」みたいな絵本がすごく多いですよね。全米が泣いた!方式か。
それも悪いとは言いませんが、絵本を買うことができるのはお金を持ってる大人(親)だから、「大人を狙ってるなあ」ってひねくれ者の私は考えちゃいます。
この「ちょっとだけ」は「妹が産まれてお姉ちゃんには寂しい思いをさせているかも…」という親の心理を突いてはくるものの、それは狙ってなくて、「あ、ごめん。まさか泣くとは…」くらいなんですよね。
大人が考える”泣かせる”子供ではなく、”子供”が描かれているからそう感じるのかもしれません。
もしこの絵本の主人公の女の子が、女子高生のように愚痴が言えたなら、
「ちょっと聞いてよ。うちさぁ、いま妹産まれてこんな感じでさー」
「って、なんであんたが泣くのよ!」
と、話しているような絵本です。
いや、全然違う。
参考にしないでください。
おしまい。