メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

日経社員、100人以上のデータ削除

 人気モデルの押切もえさんのメールが盗み見されるなどした事件で、不正アクセス禁止法違反容疑などで逮捕された日本経済新聞社デジタル編成局社員の寺井淳容疑者(29)が、携帯電話に保存していた100人以上の女優やモデルらの電話番号などを削除していたことが、警視庁サイバー犯罪対策課への取材で分かった。同種事件の摘発が報道された直後で、同課は証拠隠滅を図ったとみて調べている。

     寺井容疑者は30日、押切さんが利用する携帯電話サーバーに不正アクセスし、メールを盗み見たなどとして逮捕された。「ゲーム感覚でやった」と容疑を認めているという。

     同課が逮捕前に携帯電話を解析したところ、寺井容疑者は以前、有名女優やモデルら百数十人の女性の電話番号やメールアドレスを保存していた。だが、同課が今年5月に女優の長澤まさみさんらのフェイスブックをのぞき見したなどとして男を同容疑で逮捕し、新聞やテレビで大きく報道された直後に、削除されていたことが分かった。

     寺井容疑者は逮捕前の任意の調べに「報道を見てやばいと思い、携帯電話の保存データを削除した」などと話していたという。同課は寺井容疑者がどのようにして女性の携帯電話番号やメールアドレスを入手したかなどを調べる。

     日本経済新聞社は「逮捕された社員は当社が保有する顧客の個人情報を犯行に使用していないと認識しています。事実関係を確認し次第、厳正に処分します」とするコメントを出した。【斎川瞳】

    関連記事

    毎日新聞のアカウント

    話題の記事

    アクセスランキング

    毎時01分更新

    1. ベストドレッサー賞 小池都知事、伊調馨選手ら7人に
    2. 不正アクセス容疑 日経社員、100人以上のデータ削除
    3. 理研 新元素「ニホニウム」正式に決まる 国際学会採用
    4. 福岡・保育園事故 男児の意識が回復
    5. 湖池屋 日本にこだわった老舗の「プライドポテト」発売

    編集部のオススメ記事

    のマークについて

    毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

    [PR]