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夜と朝のあいだ

東海地方に住む独身貴族のノート

アキラです。バツ無し独身貴族のノート。

「映画の日」なので、オススメの映画を一本だけ書いてみる。

Movie 日常

12月になった。

まずは先月の振り返り・・・。

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はい、こんな感じでした。

 

しかし、一年って経つのが早いな。

歳をとって特にそう思うぞ。

子供の頃なんて、一年をこんなに早く感じなかった。

大人になって一年の経つのが早く感じる・・・

そういう人って多いんじゃないんだろうか。

これについては、ある本に書かれてたんだけど、なるほどね~、と思う箇所があったので書いてみるぞ。

 

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子供にとって一年を早く感じないのは、それまで生きてきた時間が関係してるらしい。

たとえば、10歳の子供にとっては、一年は人生の10分の1だ。

これが40歳の大人になると、一年なんて人生の40分の1・・・。

生きてきた人生の中の、「1/10の感覚」「1/40の感覚」を比べたら、そりゃ大人は一年を短く感じるわけだな・・・。

二十歳の頃なんて、こんなに一年を早く感じなかったけど、これも同じことだよな。

人生の1/20の感覚と、今の感覚じゃ一年の感じ方も違ってて当然だ。

同じ一年なのに、なんか損してる気分になったぞ(笑)

一種の錯覚みたいなものなのかな。

 

錯覚といえば、スペランカーの錯覚」ってのを思い出した。

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スペランカーってのは洞窟探検家のことなんだけど、彼らは,真っ暗闇の洞窟の中で何となく自分の手が見えるような気がする・・・って話があって、それをスペランカーの錯覚と言うそうだ。

で、アメリカの大学で実験をしたんだけど、被験者の50%が完全な暗闇の中でも、手のひらの動きを正確に目で追うことができたそうだ。

従来は、完全な暗闇では人は物を見ることは出来ないとされてきたけど、人は自分の手の動きを通して脳に感覚信号を形成して視覚的な認識を形作っている、って事だとか。

自分で書いてても、よく解らん内容だな・・・。

とにかく、スペランカーの錯覚は、錯覚じゃなかったって話だ。

ちなみに、この能力はほとんどの人が学習できる、って大学の先生が言ってるそうだ。

 

今日は映画の日

各映画館では、割引料金で上映してるところも多いだろうな。

って事で、今回の本題は映画ジャッカルの日だ。

 続き~

 

今年は両さんのマンガが連載終了したのが、大きなニュースになったけど、個人的に気になってるマンガってのがあって・・・ゴルゴ13だ。

もうね・・・

いつまでやんの?

って思ってる。

ゴルゴ13のファンの方には申し訳ないけど、マンネリだよなぁ。

その時代々々の時事問題なんかを題材に取り入れてはいるけど・・・

マンネリ!

結局は狙撃に成功するわけだし・・・。

たまにゴルゴ13出生の秘密なんかをチラつかせる巻もあるけど、真実は分からないわけだし、もうね、引っ張りすぎだよね。昔は喫茶店なんかに行くとゴルゴ13を読んでたけど、今じゃ読む気になれないな。

サザエさんと同じだな。まだ、サザエさんの方が良心的だと思うね。

マンネリに徹してるからな(笑)

 

でね、せっかくの映画の日なんで、前にも書いたけど、ゴルゴ13よりも面白いスナイパーものを紹介。

原作、F・フォーサイスジャッカルの日だ。

ジャッカルの日 (角川文庫) ジャッカルの日 (角川文庫)

このフォーサイス、日本でも人気の小説家でオデッサ・ファイル「戦争の犬たち」「悪魔の選択」「第四の核」なんてどれもベストセラー。オレが若い頃はサラリーマンの中でも人気の小説家だった。

で、この映画ジャッカルの日なんだけど、1973年の作品。もちろんリアルタイムでは観てないけど、原作を読んで何としても観てみたくなってDVDを購入したんだけど・・・

名作!

テレビでも何度か放送されてるし、観たことある人も多いと思うけど、魅力はゴルゴ13にない現実感だよな。

ストーリーは、フランス大統領ド・ゴールの暗殺を企てる秘密軍事組織(OAS)が、一人のプロのスナイパーを雇うところから始まるわけだ。

現実の歴史は、ド・ゴールは暗殺されてないんだから、映画の結末も凡そ分かるんだけど、それを差し引いても、一級の緊迫感だ。このスナイパーを演じるのがE・フォックス

むちゃくちゃ渋くてカッコイイ!

服装のセンスもお洒落で非の打ち所がないんだよな。

冒頭のシーン・・・、秘密軍事組織(OAS)と接触した彼は、報酬の額を提示するんだけど、あまりに高い要求にOASのメンバーが言う。

それは高すぎる・・・

すると、主人公のジャッカル、

その分、私の腕は一流だ

 

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いやぁ、カッコイイ!

こんな台詞が言える大人に憧れるね。

この報酬を捻出するため、OASはフランス各地で銀行強盗を起こして資金を捻出するんだけど、その動きに気がついたフランス警察が謎のスナイパー(ジャッカル)を追う、っていう展開だ。

出生証明書やパスポートの偽造、警察の目を眩ませるために伯爵夫人と一夜を共にしたり、見ているうちにジャッカルの応援してるからね。

掴まらないでくれ~!って。

フランス政府内の情報を得るために、OASは一人の女性を政府要人に接近させるんだけど、このあたりの描写もその辺のスパイ映画以上のハラハラ感。2時間の映画の中に、映画を楽しめる要素が山盛りなのだ。退屈なシーンは無い、ってのがこの映画。

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そうそう、この映画、マニア向けな場面も出てくるぞ。

ここで言うマニアってのは、映画通とか、そういう意味じゃないぞ・・・。

無事にパリに潜入したジャッカル、パリでの身の隠し場所を確保するために、サウナに行くんだよね。そこで、一人の男性と知り合って、その男性の家に身を潜めるんだけど・・・。

これ、この映画を一番最初にテレビで観たときは、ちょっと意味が分からなかったんだよなぁ。

サウナの中で男性に話しかけられるジャッカル、

どこから来たの?

今夜、うちに来る?

 

って流れで、その家に身を隠すんだけど、今なら分かるぞ・・・。

このサウナ・・・

ハッテン場やんか!

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バンコクとかにも、そういうサウナがある事は知ってたけど、まさか1970年代の花の都パリにもあったとは・・・。

日本?

そんなもん、有るに決まってるやんか・・・。

オレなんか数え切れないぐらいサウナ行ってるぞ。

サウナは好きだからな。

 

あ~、話が脱線したわ。

このジャッカルの日、原作でも映画でもジャッカルの本性や経歴は謎のまま終わるんだけど、嫌味がないんだよな。

普通の映画だと、何か謎が残ったまま終わると、魚の骨が喉に刺さったような感じで後味が悪いけど、全然、気持ちよく終わってる。

仕事をするたびに毎度成功、謎は丸残りのゴルゴ13よりもはるかに秀逸だな。

ゴルゴ13も映画化されてるんだけど、あの高倉 健さんが主演だからなぁ。

思うんだけど、この映画は健さんの汚点・・・。

 

ジャッカルの日も1997年にR・ギア、B・ウィリスで「ジャッカル」としてリメイクされてるんだけど、こっちはフォーサイスの原作とは無関係で舞台もアメリカ。

まぁ、一度観ればいいか、って出来ばえだった。

 

新人バイト君に下書きを読んでもらった。彼は映画研究会なのだ。

具体的にどんな活動してるのか知らないけど・・・。

 

バイト君:ジャッカルの日」をオススメなのは分かりますけど、「ゴルゴ13」をディスり過ぎてないですか?

 

そんなもん、現実感のない話はつまらんだろ

 

バイト君:まぁ、あれはあれで、そういう目で読めば良いんですよ

 

あそこまで行くと、もはやお笑いの域だろ

出生の秘密で何十年、引っ張るんだよ・・・

 

akira-i.hateblo.jp

 

次回の予定~

未定w

ちょっと方向性を調整するかも・・・。