こんにちは、元村元(@motomurahajime)です。
いよいよ2016年も残すところ1ヶ月となりました。クリスマスにお正月と年末年始はイベントごとが続きますが、冬はやっぱり部屋にこもって映画!ですよね。
はてなブログでも多くの「おすすめ映画・動画記事」を拝見しますが、それにしてもAmazonプライムビデオは人気な割に、Huluをまとめた記事はあまり見かけません。
ならば、Hulu愛好者としての筆者が紹介せねばなるまい!...ということで、今回は動画配信サイト「Hulu(フールー)」から、おすすめの洋画をピックアップしてご紹介します。
注意事項
- 作品のジャンル分けはHuluに準拠しています。
- あくまで個人的におすすめしたい映画をご紹介しています。
- シリーズでもとくに紹介したい作品があれば、複数ご紹介しています。
- 映画の作品紹介はHuluの動画紹介から引用しました。
- 吹替版/字幕版の2パターンがある場合は、個人的におすすめしたい方のリンクを貼っています。
以上のことを踏まえた上でお読みください。
- 注意事項
- おすすめドラマ映画
- おすすめSF映画
- おすすめアクション映画
- おすすめコメディ映画
- おすすめアニメ映画
- おすすめホラー・サスペンス映画
- 配信が終了したけどおすすめの映画
- というわけで、まとめ
おすすめドラマ映画
英国王のスピーチ
英国史上、もっとも内気な王。子供の頃から悩む吃音のために無口で内気な、現エリザベス女王の父、ジョージ6世。しかしヒトラー率いるナチスドイツとの開戦に揺れる国民は、王の言葉を待ち望んでいた。型破りのセラピスト、ライオネルの友情と妻の愛情に支えられ、渾身のスピーチに挑むのだが…。
奇人変人役じゃないヘレナ・ボナム=カーターを観たのはこの作品がはじめてかも。吃音の主人公を演じたコリン・ファースのなりきりぶりが実に素晴らしい。スピーチ本番に向かうこと、それ即ちナチス・ドイツと一線交える覚悟を決めること、その緊張感が、まったく退屈させません。一世一代のスピーチとはいえ、まさか人が大勢の前でしゃべるだけのシーンでここまでの感動を味えるとは。
ベイブ
愉快な動物たちが暮らす、ホゲットおじさんの牧場に、かわいい子ブタのベイブがやってきた! まだ世の中のことをなんにも知らないベイブは、お母さんが恋しくなってメソメソ。そんなベイブをなぐさめてくれたのは、牧羊犬のフライだった。ある日ベイブは、お母さん代わりのフライと一緒に、羊さんたちの見張りをすることになる。
ぼくの生涯ベスト映画トップ5に入る、大好きな作品。ぼくはオープニングの音楽で涙腺が崩壊しするくらい、思い入れがあるんですよね。動物にも人間と同じヒエラルキーが存在し、その中でも最下層の「食肉として処理される豚」が主人公であることに、この作品の意義がある。いのちの大切さを子どもに伝えるなら、ぜひ『ベイブ』を観せてほしいと思います。
きっと、うまくいく
日の出の勢いで躍進するインドの未来を担うエリート軍団を輩出する、超難関理系大学ICE。エンジニアを目指す天才が競い合うキャンパスで、型破りな自由人のランチョー、機械より動物好きなファルハーン、なんでも神頼みの苦学生ラジューの“三バカトリオ”が、鬼学長を激怒させ、珍騒動を巻き起こす。
インド映画に「歌って踊って、やたらと長い」というイメージを持たれる方もいらっしゃると思いますが、この作品も例外ではありません。でも、最後の最後まで飽きさせない。過去と現在がシンクロしながら進むストーリーは謎解き要素を含んだサスペンスであり、ほどよいスパイスのように、ところどころに笑えて泣ける、センスの良いコメディが繰り広げられます。ラストの感動をぜひ味わってください。
裏切りのサーカス
東西冷戦下、英国情報局秘密情報部MI6とソ連国家保安委員会KGBは熾烈な情報戦を繰り広げていた。ある策略により、英国諜報部<サーカス>を去ることとなった老スパイ・スマイリーの元に、困難な任務が下される。それは、長年に渡り組織の幹部に潜り込んでいるソ連の二重スパイ<もぐら>を捜し出すこと。
裏切り者を暴く緊張感と、謎解きのスリルが味わえる作品。真犯人が発覚してから、間髪入れず伏線の確認のためもう一度観たくなること間違いなし。派手なアクションはなく、じわじわと犯人に迫るサスペンスですので、じっくり腰を据えて鑑賞することをおすすめします。
ダ・ヴィンチ・コード
暗号解読者が2千年にも遡る聖杯の秘密を解くとされる暗号に取り組む。そこに歴史を覆す驚愕の真実が…!
ダン・ブラウン原作の謎解き小説の映画化。日本人にもなじみのあるダヴィンチの作品が謎解きの題材となっているので、そこまで難しい作品でもありません。トムハンクスふんするラングドン教授のウンチクがためになるし面白いしで、彼にガイドしてもらいながら、名所巡りしたくなること必至です。『アメリ』のあどけなさを残しつつ、大人の女性の魅力をたたえたオドレイ・トトゥも、かわいらしくて美しい。
ラングドンシリーズ3作め、最新作『インフェルノ』のレビューも書いています。
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バーレスク
バーレスク・ラウンジ、それはセクシーなダンサーたちがゴージャスなショーを繰り広げる大人のためのエンタテインメントクラブ。片田舎を離れ、アリは歌手になる夢を追いかけて、ロサンゼルスを目指す。テスが経営するクラブで、自分が思い描いていた憧れの世界に出会ったアリは、アルバイトを始める。やがてアリの抜群の歌唱力と突出したダンスの才能が話題となり、クラブは大盛況を極めていくのだが…。
とりあえず本編開始から47分待ちましょう。世界的ディーバ・アギレラふんする主人公アリが真の歌声を披露するシーンはマジで鳥肌モノです。「いじめっ子ざまぁwww」感ハンパない。これを聴くためだけに観る価値のある作品。個人的にはスタンリー・トゥッチふんするショーンが愛おしすぎるオネエキャラで、画面に出てくるだけで妙な安心感ありました。観るなら字幕をおすすめ。
ゼロ・ダーク・サーティ
華奢で青白く澄んだ瞳が印象的な20代半ばの女性マヤ。とてもCIA分析官には見えないが、情報収集と分析に天才的な感覚を持ち、一向に手掛かりをつかめないビンラディン捜索チームに抜擢される。捜査は困難を極め、ある日、同僚が自爆テロに巻き込まれて死んでしまう。
驚くべきはクライマックスの、特殊部隊がビン・ラーディンのアジトに侵入し、彼を殺害するまでの一連のシーンが、実は当時の米国大統領バラク・オバマが観ていたのとほぼ同じであるということ。観客であるこちらが、テロの首謀者を殺害するシークエンスを、まるで映画を見るかのようワクワクしながら観ていることに戦慄。
トップガン
海軍エリート・パイロット養成学校のナンバーワン、マーヴェリックの栄光と挫折、そして恋を描いて空前の大ヒットを記録したトム・クルーズの出世作。
20代の初々しいトム・クルーズと、80年代の古き良きアメリカの雰囲気と、米空軍史に残る傑作戦闘機を楽しむ作品です。テーマ曲の「Dangerous Zone」も印象的ですよね。この時代に訓練を終えた兵士たちが湾岸戦争に出征したんだなあ~と思うと感慨もひとしお。字幕で観ることをおすすめ。
ロッキー
世界中を興奮と感動で包んだ、記念すべき第1作! フィラデルフィアのしがない4回戦ボクサー、ロッキーに突然チャンスがやってくる。世界ヘビー級チャンピオンのアポロが人気取りのため、格下の相手と戦うことを宣言したからだ。かくして、薄汚れた下町の中、ロッキーのトレーニングが始まった…。
ぼくにとって、『ショーシャンクの空に』や『ライフ・イズ・ビューティフル』と並ぶ、名作と評されているからこそ敬遠しがちな作品のひとつだったんですが、観てよかったです。多くの映画ファンが普及の名作として挙げる意味がわかりました。当時、まったく売れていなかった俳優シルヴェスター・スタローンが『ロッキー』にかけた思いも合わせて観てほしい。
ガタカ
完璧な遺伝子を持つ“適正者”に成りすまし宇宙飛行士となる青年。だがある殺人事件の捜査により彼の正体がさらされる危機に・・・。
そう遠くない未来を描いた作品。NASAが選んだ「現実的なSF映画1位」でもあります。全編に漂うレトロモダンな近未来の雰囲気が、作品のリアリティーを底上げしています。この作品を観た人とラストの解釈で語り合いたくなる一本。
フルメタル・ジャケット
戦争の狂気を描くスタンリー・キューブリック監督作品。徴兵された若者が過酷な訓練によって人間性を失い、感情を崩壊させていく。
ニコニコ動画で一時期大人気だった「ハートマン軍曹」が印象に残りやすい作品。じつは前半と後半で別の映画といえるくらい、ガラリと雰囲気が変わります。ぼくは鑑賞していて「前半は虚構、後半が現実」というような印象を受けました。これが戦場の現実というものなのだなあ、と。
王になった男
王と瓜2つだったために、毒殺の危機に怯える王・光海の影武者をつとめることになった道化のハソン。大臣たちの陰謀の気配が渦巻く宮中での不安から、暴君と化していた光海。ある日光海が病床についたことをきっかけにハソンが極秘にすり替わることに。
韓国映画といえば、裏社会の男たちを描いたノワールが有名ですが、ぼくはちょっと苦手で… でも、かといって韓国映画のすべてを敬遠するのは勿体無い。歴史大作としての『王になった男』はおすすめです。イ・ビョンホンの一人二役の演じ分けはさることながら、お話全体がタイムリミット・サスペンスとしての緊張感に満ちあふれています。
おすすめSF映画
アイアンマン
アフガニスタンで自社兵器のデモ実験に参加したトニー・スタークは、テロ組織に襲われ拉致されてしまう。胸に深い傷を負い捕虜となった彼は、生き続けるために生命維持スーツを作らざるを得なかった。やがて彼は、その技術を悪との戦いに使うことを決意する。
前半、調子乗ってるトニーがどん底に叩き落され、そこからアイアンマンとってはい上がり、本当の悪に立ち向かう展開。じつはこれ、トニー・スタークを演じたロバート・ダウニーJrの経歴と奇妙なシンクロがあるんです。まあ、詳しくはググってください。それにしても、男子は「ものづくり」に心ときめくものですね。アイアンマンのスーツを開発する過程がワクワク、超楽しいです。
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品でHuluが配信しているのは『アイアンマン』だけ。『アイアンマン』を楽しんだら、次のMCU作品をぜひ鑑賞してみてください。
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ロボコップ
近未来のデトロイトの犯罪が多発するスラム街で、1人の警官が殉職する。彼はサイボーグとして再生され、犯罪撲滅のため街へと送り出された。しかしロボコップは、かつての自分を映し出す夢や蘇る記憶の断片にとりつかれていた。彼が過去を知った時、警察高官による殺人の陰謀が明らかになる。
ロボコップをはじめとする、ロボットのデザインがいい感じで「洗練されすぎていない、80’sデザインの集大成」があって、見ていて楽しいです。お話はかなりシリアスで、序盤で主人公がギャングにリンチされるシーンのむごたらしさ、受け付けない人も多いのでは。まあ、それがあってこそのロボコップ誕生ですし、彼への感情移入が強烈にもなるんですけどね。
バイオハザード
人気ゲームソフト『バイオハザード』をミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化したSFアクション・スリラー。21世紀初頭、全米トップの複合企業アンブレラの地下研究所「ハイブ」で、開発中のT-ウイルスが何者かの手によってリークした…。その一方で、記憶を失った謎の女性アリスが目を覚ます。
じゃっかんゲームの「バイオ」とはテイストは違いますが、ゲームに漂うホラー感はしっかり継承されています。後々のシリーズで覚醒し、無双キャラになってしまうアリスが、1ではまだ普通の人間よりちょっと強いくらいのレベルですので、クリーチャーとのバトルにほどよく緊張感があって良い。何より20代のミラ・ジョボビッチが、美しいし可愛いしで最高。
おすすめアクション映画
少林サッカー
かつて黄金の右脚と呼ばれたサッカー選手だったファンだが、今ではすっかり雑用係。そんなある日、ファンは少林拳を愛する青年シンと出会い、シンの恐るべき脚力に気付く。シンはかつて少林寺で修行した仲間たちをスカウトし、ファンとともにサッカー・チームを結成する。
最初から最後まで腹抱えて笑えます。香港映画、カンフー映画の新しい境地を見た。その一方で、クソ真面目なシーンがまたかっこよかったりするんですよね。最終決戦で助っ人に来るあいつの心強さときたら。自然にテンションが上がるオープニング曲もいい。
イップ・マン 序章
1930年代の中国広東省佛山。イップ・マンは武術館の師範に勝ち、町一番の武術家として名を上げる。1937年に勃発した日中戦争で佛山は日本軍の占領下となり、イップ・マンの自宅も没収され一家は極貧生活を強いられる。ある事件をきっかけに日本兵に中国武術を教えることを拒否したイップ・マンは、日本武術の名手である日本軍将校の三浦と生死をかけた対決をする。
『ローグ・ワン』にアジア系の俳優として初の出演を果たしたドニー・イェン兄貴の代表作。当時日本軍の統治下にあった中国の視点で描かれるので、どうしても日本軍が大悪になるのは仕方がないとして... さすが、2000年台のカンフー映画というべきか、格闘シーンが洗練されてます。アクションはもちろん、カメラワークにすら美しさを感じる。ドニー・イェン兄貴のポテンシャルがあってこそ、ですね。
イップ・マン 葉問
1950年、イギリスの植民地の香港に広東省から家族を連れて移住した中国武術・詠春拳の達人イップ・マン。香港を仕切る洪拳の師匠ホンとの激闘するが勝負は決着がつかぬまま。武館閉鎖に追い込まれるも黙々と弟子を指導し続ける。そんな時、中国武術を侮辱したイギリス人ボクサーに立ち向かい死に果てたホンの代わりにイップ・マンは命を懸けて挑むことを決意する。
前作が中国武術vs空手だったのに対し、本作はvsボクシング。全体的な雰囲気は『ロッキー4/炎の友情』的な感じです。ドニー・イェン兄貴とサモ・ハン・キンポー師匠の超絶アクションもさることながら、この作品の見どころはラスト4分。それまでの1時間40分は前説です。これマジで。
マトリックス
コンピュータプログラマーとしてニューヨークの企業で働くネオ。凄腕ハッカーという別の顔を持つ彼は、起きてもまだ夢を見ているような感覚に悩まされていた。そんなある日、自宅のコンピュータ画面に不思議なメッセージが届く…「起きろ、ネオ」「マトリックスが見ている」「白うさぎの後を追え」…正体不明の美女トリニティーに導かれて、ネオはモーフィアスという男と出会う。
お話それ自体よりも、圧倒的な未来志向のヴィジュアルが本作のウリですね。弾丸を紙一重で避けるシーン、柱を盾にした銃撃戦のシーン、へそからバグが体内に侵入するシーン...どれをとっても印象的で、「マトリックスの名シーン」と問われたら、すぐに思い出せるようなインパクトがあります。エージェント・スミス怖え!
ランボー
ベトナム帰りの復員兵ランボーは、戦友を訪ねてある町にやって来る。だが戦友は化学兵器の後遺症で死んでいた。復員兵に冷たい国への怒りが、よそ者に対する警察の屈辱的扱いをきっかけに爆発する。たった一人の軍隊と化したランボーは、数百人の警官隊を相手に壮絶な戦いを開始する。
「ナメてた相手がじつは殺人マシンでした」モノの元祖?マッチョが暴れまわる娯楽アクションは「2」以降で、初代はベトナム帰還兵の孤独と苦悩を描き、戦場でひとり奮闘するランボーの姿を通して戦争の悲惨さ、無情さを訴える作品になってます。もちろん、アクションとしても一級品であることは間違いありません。
ランボー 最後の戦場
タイ北部で孤独な日々を送っているジョン・ランボーのもとに、少数民族を支援するキリスト教支援団体の女性・サラが現れる。軍事独裁政権による迫害が続く隣国ミャンマーの窮状を憂い、医療品を届けようとしていた。その情熱に打たれ、頼みを受けて目的地まで送り届けるランボー。しかし本拠地に戻った彼に、サラたちが軍に拉致されたとの報せが届く。
朝昼晩、こってり焼肉を食べさせられるような、非常にハイカロリーな作品です。グロ描写、ゴア描写、大量殺戮がこれでもかというほど続く。「ランボー1」で描かれたベトナム帰還兵の悲哀が、2以降は戦場エンターテインメントになってしまい、それを精算するかのように「最後の戦場で」で究極の凄惨さを描いてみせています。覚悟を持ってみるべし。
エクスペンダブルズ
ギャラは高いが仕事は確実、<エクスペンダブルズ>は傭兵業界にその名を轟かせる最強無敵の軍団だ。凶悪なソマリアの武装海賊に拉致された人質を鮮やかに救出した彼らの次なる任務は、南米のヴィレーナという島国の軍事独裁政権を破壊させることだった。だが、その依頼にはかつてない危険と巨大な陰謀が待ち構えていた…。
肉体派アクション映画俳優たちによる「アベンジャーズ」祭りです。といっても、こちらの方が公開は早かったわけですが。さすが主役級の俳優を揃えただけあって、見せ場はアクションシーン。銃撃戦も、ナイフも、ステゴロ(素手)も、役者の動きからカメラワークから、すべてにおいてバカがつくほど(褒め言葉)洗練されていて、大味な展開なんて気にならないほど楽しませてくれます。
エクスペンダブルズ2
自らを消耗品と名乗る最強無敵の傭兵軍団エクスペンダブルズ。今回の仕事はアルバニア領の山脈に墜落した輸送機に積まれていたデータボックスの回収。だが軍団は邪悪で残忍な指導者ヴィラン率いる謎の武装組織の罠にはまり、データを奪われ一人の仲間が命を失ってしまう。
エクスペンダブルズシリーズ3作品のなかで、もっとも豪華客演、もっとも楽しいのがこの「2」。ジャン・クロード・バンダム演じる悪役、ヴィランのいっぺんの曇もない悪者感がたまりません。そもそも名前が「悪役」を意味するヴィランって。笑 前作ではちょっとした登場しなかった、アーノルド・シュワルツネッガー、ブルース・ウィリスが、本作ではタッグを組んで大活躍するのも見もの。
ダークナイト
ジョーカーが仕掛ける生き残りゲーム。開幕の合図は、警視総監の暗殺だ。正体を明かさなければ市民を殺すとバットマンを脅迫し、デントと検事補レイチェルを次のターゲットに選ぶジョーカー。しかし、それは彼が用意した悪のフルコースの、ほんの始まりに過ぎなかった…。
「正義とは何か」を観ている側に突きつける作品です。なんといっても故ヒース・レジャーが演じたジョーカーですよ。とくべつ戦闘力が高いわけでもないからこそ、心理戦のヒリヒリした緊張感が伝わってきます。ゴリゴリのマッチョな敵にどでかいバズーカで脅されるよりも、このジョーカーに銃を突きつけられるシーンの方がよっぽどゾッとする。後味の悪いラストも含めて、名作です。
ダークナイト・ライジング
ダークナイト (=バットマン) が夜の闇に消え、一瞬にしてヒーローから逃亡者となってしまったあの夜から8年。地方検事ハービー・デントの死の責任を一身に背負い、ダークナイトは、ゴードン市警本部長とともに目指した大義のために、すべてを犠牲にした。
前作『ダークナイト』に比べると、エンタメ寄りになった本作。全体的なテイストもマイルドになってます。前作ほど評価されていない作品ではありますが、まさかのアン・ハサウェイ演じるキャットウーマンがエロいし可愛いし、最高じゃないですか。それが観られただけでも良しとしましょう。
アメイジング・スパイダーマン™
ピーター・パーカーは、ちょっとサエナい高校生。正義感は強いが、女子にはモテない。両親は彼が幼いときに謎の失踪をとげ、以来ベンとメイの伯父夫婦に育てられてきた。ある日ピーターは父の消息を探るため、オズコープ社で遺伝子を研究するコナーズ博士を訪ね、実験中の蜘蛛にかまれてしまう。
スパイダー・ウェブを使ったスパイダーマンのアクションがよくできてますね。敵をがんじがらめにしたり、摩天楼を移動したり、まるでユニバーサル・スタジオ・ジャパンのアトラクションのような楽しさがあります。これまでのどのスパイダーマンの作品よりも、青春映画としての側面を色濃く反映させているのも特徴です。
これまで多くのアニメ、実写映画、特撮ドラマにもなった「スパイダーマン」。来年は新作映画『スパイダーマン ホームカミング』も公開されます。
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トランスフォーマー
中東のカタール米軍基地を謎の巨大ロボットが襲撃。冴えない高校生サムは中古のカマロを手に入れる。しかし、そのカマロは宇宙の彼方からやって来た“トランスフォーマー”の一員で、メガトロンを追って地球を訪れたことを知り…。
ストーリーは気にする必要はありません。トランスフォーマーの変形と殴り合いを楽しんでください。画面いっぱいにガチャガチャしていて騒がしく、やたらと情報量の多い場面が続きますが、それがマイケル・ベイ監督のトランスフォーマーらしさでもありますね。
ミッション:インポッシブル
往年の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」の映画化。東欧で展開されたスパイ組織IMFの作戦は情報漏れのために失敗に終わる。多くの仲間を失ったイーサンは、これがIMF内の裏切者を見つけ出すための作戦だと言うことを知るが、その疑いは自分にかかっていた。
2以降は派手なアクション映画寄りになっているきらいがありますが、改めて観てみると、1はTHE・スパイエンタテインメントという感じ。テレビ予告などでよく見る宙吊りのシーンや、急行列車の上でのヘリに襲われるシーンも、かなり緊張感があってハラハラさせられます。「本当の黒幕はだれか」「裏切り者はだれか」の謎解きも楽しいです。
LOOPER/ルーパー
近未来。タイムマシンは開発されていたが、その使用は禁じられ、犯罪組織のみが利用していた。彼らは証拠を残さず敵を消し去りたいとき、30年前に転送する。“ルーパー"と呼ばれる暗殺者の元へ―。凄腕ルーパー、ジョーの元にターゲットの抹殺指令が入る。それは、いつも通りの単純な仕事のはずだった。
タイムマシンで突然現れた標的が、暗殺者によって瞬時に殺害されるというショッキングなヴィジュアル、適度に未来的で、実際に「そうなってそうな」2044年の造形、どれだけメイクで寄せてもぜんぜん似てないジョゼフ・ゴードン=レヴィットとブルース・ウィリス。衝撃のラストにぜひご注目。
インセプション
ドム・コブは、人が夢に入っている時に潜在意識の奥底まで潜り込み、他人のアイデアを盗み出すという、危険極まりない犯罪分野において最高の技術を持つスペシャリストである。コブが備えもつ類稀な才能は、裏切りに満ちた企業スパイの世界において引っ張りだこの存在となっていた。
「いま夢の何回層めにいるのか、それとも夢なのか現実なのか」このへんが入り組んでて少々難解ですが、それがあまり気にならないほど、ストーリーでぐいぐい引き込まれていきます。ラストの「駒」が意味するものは?鑑賞後に語りたくなる作品です。ジョゼフ・ゴードン=レヴィットやトム・ハーディといった、後の超大作で主役級の活躍を見せる俳優が共演しているのも魅力。
ジュラシック・パーク
アカデミー賞受賞監督スティーヴン・スピルバーグが、遺伝子工学で現代に蘇った恐竜が生息するテーマパークを描くSFX超大作! 予期せぬ事態が起こり、人間たちに恐竜が牙を剥き始めた! 助かるのは誰か? マイケル・クライトンのベストセラー小説を映画化した、手に汗を握るスリル満点のオールスター・キャスト娯楽作品。
公開から20年以上が経った今でも色あせない名作のひとつ。恐竜の姿そのものよりも、足音や物体の振動で恐竜の「ヤバさ」を表現した演出は見事。ラプトルとの息を呑む「エクストリームかくれんぼ」の緊張感と来たら!ラスト、助けに来てくれたあいつの「いよっ!待ってました!!」的なかっこよさと来たら!
トータル・リコール
西暦2084年。火星の夢にとりつかれた一人の技師が、夢による疑似体験を受けようとした事から何者かに命を狙われ始める。今の記憶が植え付けられた物である事を知った男は本当の自分を探すため火星へ飛び立つ…。
「ババアの顔がパカパカパカッと割れてシュワちゃんの顔!」「体中の血液が沸騰して目ン玉がボロッ」など、ビジュアル的にも楽しませてくれますし、センス良すぎるシュワちゃんの、「人を殺しておいて捨て台詞」も最高ですよね!「離婚成立だ! (どんっ!!)」。本音を言えば吹替版も配信してくれよ、と。
バック・トゥ・ザ・フューチャー
変わり者のドク・ブラウン (クリストファー・ロイド) が造り上げたデロリアンのタイムマシンで1955年にタイムトラベルしてしまったティーンエイジャーのマーティ・マクフライ (マイケル・J・フォックス)。そこでマーティが直面するハプニングにより彼自身の未来が消えてしまう危険にさらされる。
Huluの吹き替え版はあまり評判が良くないんですが、それでもこの作品は吹き替え版で観ることをおすすめします。あらゆるファッション、デザイン、人々の趣向に、80年代アメリカのゴチャゴチャ感が上手く反映されてて、とても気持ちがいいですね。ラスト、マーティの家族に起こったことが、本当にハッピーエンドと言えるかどうか、個人的には疑問ですが...それでも、伏線の回収がことごとく見事。
大脱出
男の名はブレスリン (スタローン)。世界屈指のセキュリティ・コンサルタント=脱獄のプロのブレスリンは、自ら設計に関わった絶対攻略不可能なこの監獄の脱出計画を練り始める。しかしその前に立ちはだかったのは、凶暴な手下たちを率いる囚人たちのボス、ロットマイヤー (シュワルツェネッガー) だった。
やっぱりスーパースター同士の共演、もといデートは脱出不可能な監獄でねえと!シーンの端々にふたりの代表作のオマージュが散りばめられているのが嬉しい。あらすじから盛大にネタバレしているので、本当にこの作品を楽しむなら、事前知識まったくのゼロで観ることをおすすめします。
アイアン・スカイ DC版
2018年、再選を目指すアメリカ大統領の人気取り政策によって月面へ送られた黒人モデルのワシントンは、月の裏側にナチスの残党が築いた第四帝国の秘密基地を目の当たりにするが…。
比較的セーフな部分でナチスを扱っていて、パロディやブラックユーモアも満載です。ナチス映画としてひとつの転換点となった作品ではないでしょうか。さすがにナチス式敬礼のシーンは笑った。はっきり言ってバカ映画ですが、案外CGとか頑張ってます。
ナチス映画についてまとめた記事を書きました。アクション、コメディ、ドキュメンタリーと、さまざまなかたちで描かれる「ナチス・ドイツ」映画はこちらをご覧ください。
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キック・アス
NYに住むデイブはコミックオタクでスーパーヒーローに憧れる平凡な高校生。ある日インターネットで買ったスーツとマスクで、ヒーローとして勝手に街で活動を開始。何の特殊能力もない彼は、初出動のときにあっさり犯罪者にやられるが、その捨て身の活動がネットで話題になり“キック・アス”の名で一躍有名に。
クロエ・G・モレッツちゃんを一躍スターダムに押し上げたバイオレンス・アクション・コメディ。何度観ても痛快で面白いです。軽妙な音楽をバックにマフィアを容赦なくブチ殺しまくる、ヒットガールの超絶アクションを拝めるだけで多幸感ハンパない。最後は正統派ヒーローものらしいハッピーエンド。
アウトロー
「アウトロー」 でトム・クルーズが扮するのは元米軍の秘密捜査官、ジャック・リーチャー。全米ベストセラー小説”ジャック・リーチャー”シリーズの主人公だ。6発の銃声が発射され、5人が殺害された事件で元米軍スナイパーが逮捕された。証拠が揃えられ自白を強要された彼は黙秘を続け 「ジャック・リーチャーを呼べ」 と紙に書いて要求する。
出たっ!ジャック・リーチャー!!トムが『ミッション・インポッシブル』で魅せるスタイリッシュなイーサン・ハントとは一味違った渋みのあるアクション、立ち振舞で魅せてくれます。70年代の古き良きカーアクション、格闘アクション、そしてアナログならではの「粋」を味わえ!『アウトロー』にハマったら、続編の『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』もぜひ。
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アドレナリン
殺し屋のシェブはある日朦朧とした意識の中目覚める。突如鳴り響く電話、殺し仕事の報復として合成毒を注射され、24時間の命と知る。毒の進行を阻むには、運動したり危険や性欲によって興奮状態を保って自力分泌するか、合成アドレナリンを摂取するしか方法がない!
出たーっ!ステイサム!人間版『スピード』ですね。常にギリギリの水準を維持してないと死ぬ設定。「アドレナリンを分泌するか摂取するアイデア」と「殺しのアイデア」満載で最後まで楽しませてくれます。縫製工場のアクションの痛々しさと言ったら…でも最高。バイオレンス、エロ、ナンセンスがお好きな方におすすめ。
燃えよドラゴン
ある諜報機関の要請で、武術を修行中の若者 (ブルース・リー) が要塞島で開催される武術トーナメントに出場する。彼の真の目的は麻薬密造の証拠をつかむこと、そして殺された妹の復讐だった…世界中をカンフーブームに叩き込んだブルース・リーの代表作。
映画ライターの高橋ヨシキ氏いわく、「ブルース・リーはキリストより偉大」「キリストは十字架に貼り付けられて死んだが、ブルース・リーはそこで立ち上がって反撃するから強い」。この言葉以上にブルース・リーを表現する言葉はないでしょう!アジアを代表する超有名スターの作品を観ないでどうするんですか!
ローン・サバイバー
作戦に参加した4人のシールズは、アフガンの山岳地帯での偵察任務中、ある「決断」により200人超のタリバン兵の攻撃にさらされる。それは世界一の戦闘能力を誇る隊員たちも死を覚悟する絶望的な状況だった。
受け取るメッセージは人それぞれです。アメリカのプロパガンダ映画ととらえる向きもありますが、純粋に戦争アクションとして観てみたらどうでしょう。超クオリティ高いですよ。どれだけ最新鋭の装備を整えたとて、戦場とは人と人とが殺し合うもの。緊張感があり、恐怖感があり、そして悲劇が残る。
ソードフィッシュ
世界No.1ハッカーと呼ばれたスタンリーのもとに舞い込んだ、巨額金強奪の話。かつて麻薬取締役局の極秘作戦”ソード・フィッシュ”によって生じ、現在も政府がネットの裏側に隠し持つ95億ドルを、わずか60秒で奪う! 話を持ちかけてきたガブリエルの逆らいがたい脅威に、スタンリーは予測不能な「錯覚=ミスディレクション」の罠にはまっていく…。
ジョン・トラボルタ演じるガブリエルと、ヒュー・ジャックマン演じるスタン・リーの頭脳戦がメインのはずなのに、全編わたってアメリカ的バカ映画っぽさが醸し出されている。だが、そのごった煮感が良い。あんまり必要のないカーチェイスや銃撃戦や大爆発やお色気シーンが作品に華を添えます。
グラディエーター
西暦180年、大ローマ帝国。皇帝マルクス・アウレリウス (リチャード・ハリス) は、将軍マキシマス (ラッセル・クロウ) に全幅の信頼をおき、次期皇帝の地位を約束する。だがそれを知ったアウレリウスの息子コモドゥス (ホアキン・フェニックス) は皇帝を殺害し…。
序盤のローマ軍対バーバリアンの戦争からすでにクライマックス。格闘、騎馬、戦車戦のアクションとしても楽しめる一方、剣闘士ゆえにローマ市民の娯楽を満たすためにと殺し合いをしなければならない悲哀も同時に描いているからこそ、この作品は名作と呼ばれるのでしょう。最後にちゃんと希望が残されているところがまた良い。
世界侵略:ロサンゼルス決戦
未曾有のエイリアンの大群が地球に上陸! 圧倒的な破壊力で地球侵略が始まった!! 立ち向かうのは、わずか10名の海兵隊員―。映画史に残る2時間ノンストップの銃撃接近戦、そして魂の人間ドラマに胸を揺さぶられる、SFアクション・スペクタクル超大作!
2000年代後半って、やたら「宇宙人侵略」モノが公開されていたようなんですが、気のせいでしょうか。そのなかの一本。前半は既視感のあるシーンが続きますが、中盤からの解明→反撃の展開はなかなかアツいものがあります。宇宙人に対する人間側の反撃方法がなるほど納得。
おすすめコメディ映画
最強のふたり
事故で全身麻痺となり、車いす生活を送る富豪と、図らずして介護役に抜擢されたスラム出身の黒人青年。共通点はゼロ。二人の世界は衝突し続けるが、やがて互いを受け入れ、とんでもなくユーモアに富んだ最強の友情が生まれていく。
実話を元にした作品です。五体満足で体力的にも恵まれているが何も持たざる男と、富と名声はあるが麻痺で身体の自由が効かない男の交流。いずれも不自由な人生を送るなか、互いの障害を笑いに変え、武器に変え、いつしか二人は固い絆で結ばれていきます。まさに「最強のふたり」の物語と言えるでしょう。
メン・イン・ブラック3
エージェント“J”と“K”は奇想天外なエイリアンたちを監視し、取り締まるべく今日も奔走していた。ある日、Kが姿を消し、Jは 「Kは40年前に亡くなった」と告げられる。同時に始まるエイリアンによる侵略。すべての謎を解き明かし、地球の危機を救うため、Jは40年前の世界にタイムスリップを試みる。
MIBシリーズで一番好きな「3」。前作までの設定をいろいろぶち壊しているような気がしなくもないですが、上質なSFアクションというよりも、「何でもあり」のコメディとして観てこそMIBの楽しみ方というものです。それでいて、意外なくらい感動します。シリーズの終わらせ方としてはとても良い。切なく心温まるラストをお楽しみください。
おすすめアニメ映画
カンフー・パンダ
カンフーを愛する心は人一倍、でもカンフー・マスターなんて夢見るだけのポーは、師匠のシーフー老師、憧れのカンフーの達人「マスター・ファイブ」の力を借りながら、厳しい特訓を受け成長していく。
「海外のアニメと言えば、ディズニー一択」そう思っていた時期がぼくにもありました。正直、ドリームワークスのアニメ、ナメてました。『カンフー・パンダ』は傑作です。オープニングの絵巻風アニメから没入感がハンパない。肝心のカンフー・バトルも王道を押さえつつ、見せるところはしっかり魅せてくれています。
ヒックとドラゴン
親子の絆、友情、そして未来を切り開く勇気とパワー。少年はドラゴンに「翼」をあたえ、ドラゴンは少年に「勇気」をあたえた。
『カンフー・パンダ』と並んで、ディズニーを超えうるアニメのひとつだと思いますね。ストーリー良し、ビジュアル良し、アクション良し。ドラゴンの可愛さは言うまでもなく、ドラゴンが飛び回るアクションも楽しめるし、ラストの「ボス」との戦いはアイデア満載でワクワクします。主人公を「甘えさせない」ラストは感動必至!
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!
ウォレスと忠犬グルミットの村で、次々に畑が荒らされ、毎年恒例の巨大野菜栽培コンテストの開催が危ぶまれるほどになったため、ウォレスとグルミットはその事件解明に乗り出す。
まずびっくりしたのは欽ちゃんこと萩原欽一さんのウォレスの声。声優としての欽ちゃんはこの映画で初めて経験しましたが、すごく合ってる。そして当たり前だけど、上映時間の80分近くがすべてクレイアニメ。そのクオリティたるや。なんでこんなに違和感なくヌルヌル動くんだ!
おすすめホラー・サスペンス映画
羊たちの沈黙
女性を誘拐し、皮を剥いで殺害する連続殺人事件の捜査を任命されたFBI訓練生のクラリス。彼女に与えられた任務は9人の患者を惨殺して食べた獄中の天才精神科医レクター博士に協力を求め、心理的な面から犯人に迫ることだった。
レクター博士の全能感がヤバい。バッファロー・ビルの凶悪性だけでもお腹いっぱいなのに、異常なシーンのなかにクラリスの日常のシーンが挟まれることで、いっそう2人の異常さが際立つというしかけ。ラスト10分、クラリスの潜入捜査のシーン、「見る側から見られる側への立場の転換」が、これほどの緊迫感を生むとは...エグいシーンもありますが、敬遠せずに観てほしい一本です。
ダーク・シャドウ
時は1972年。200年の眠りから目を覚まし、ヴァンパイアとして子孫の前に現れたバーナバス・コリンズ。かつては繁栄を誇った名家にもかかわらず、今は見る影もなく没落してしまった末裔と出会い、バーナバスは一家の復興を心に誓う。しかし、200年のあいだに世の中はすっかり様変わり。
エヴァ・グリーンとクロエ・モレッツが拝めるだけで眼福でございます。全編に散りばめられたベタなギャグが地味に笑える。ジョニー・デップ&ティム・バートンタッグのブラックジョーク的な作風がお好きな方におすすめです。
サイレントヒル
最愛の娘・シャロンが、悪夢にうなされて叫ぶ「サイレントヒル…」という奇妙な言葉。母親のローズはその謎を解くため、ウェストバージニア州に実在する街・サイレントヒルを訪ねることにする。しかしまったくひと気がなく、深い霧に覆われたその街は、一度足を踏み入れたら抜け出すことのできない呪われた迷宮だった。
原作ゲームをなぞりながらも、映画独自のストーリーが展開していく作品。ゲームの方をプレイしたことがある方ならぜひおすすめ。クリーチャーのビジュアルや残酷な処刑シーンはテンションあがる一方、全体に漂う悲壮感と、ハッピーとはいえないラストが「サイレントヒル」らしさを醸している。
配信が終了したけどおすすめの映画
下書き執筆中にHuluでの配信が終わってしまった作品も、消すのはもったいないのでご紹介します。『クローバーフィールド』はAmazonプライムビデオで視聴可能です。
クローバーフィールド/HAKAISHA
N.Y.のとあるアパートで、日本への転勤が決まった青年ロブの送別パーティが開かれる。ところが正体不明の“何か”が出現して自由の女神を破壊。恋人から助けを求める電話を受けたロブは、友人たちとともに彼女の救出に向かうのだが…。
酷評されることも多い作品ですが、ぼくは最後まで得体の知れない何かに蹂躙されていく恐怖さ、クリーチャーの不気味さがリアル描かれていて、非常に面白く鑑賞しました。欲を言えば、もっと全体をとおして「デジカメで撮ってる感」を演出してほしかったですね。
テッド
時は1985年のクリスマス。8歳の男の子ジョン・ベネットは、両親からテディベアのぬいぐるみをプレゼントされる。近所の子どもたちから仲間はずれにされ友だちが一人もいないジョンは、ぬいぐるみをテッドと名づけて星に願いをかけた。「テッドが本当にしゃべってくれたらいいのに…」すると奇跡が起きた。
「映画観るのに余計なことは何も考えたくないぜ!」ってときにぜひ。下ネタ満載、笑っていいのかわからない、きわどいブラックジョーク満載。でもテッドのCGはめっちゃクオリティーが高い。ハリウッド映画の名作やゴシップに知識があれば、より楽しめるかも。
というわけで、まとめ
はてなで人気の?Amazonプライムビデオは月額にすると325円、Huluは月額933円。
比較すると少々お高く感じるかもしれませんが、Huluが優れているのはプライムビデオを超える動画配信数です。洋画以外にも、邦画、海外ドラマ、TVドラマ、アニメも充実しています。
ぜひHuluのポテンシャルを伝えたいということで、今回の記事を書きました。
筆者自身の好みを反映したピックアップとは言え、アクションのジャンル多いなあ~と思いましたが、そもそもHuluのジャンル分けに準拠すると、アクションが多めになるのは仕方がないってことで。
Huluおすすめ洋画50選は、随時更新していきます。とりあえずは100選まで行ってみましょう。もっとジャンルの幅を広げていきたいですね。
さらに、現在「Huluおすすめ邦画50選」も鋭意編集中です。こちらもぜひご期待ください。