気をつけていたのに「熱い!」
料理をしている時やアイロンがけなど気をつけているのにふとした瞬間にフライパンに触れてしまって「熱い!」。すぐに離して冷やしてみてもやけどは一瞬でなってしまいます。そして地味に痛いですよね。
やけどをした時はみなさんどのようにされていますか?
今までだとやけどをして、水や氷で冷やして→消毒して→絆創膏やガーゼを貼る。そんな流れではありませんでしたか?それはもう古いんです!そのやり方ではやけどは早く治りません。
そもそもやけどってどうやって治るの?
傷の治る仕組み(3つのステップ)
①まず血小板(けっしょうばん)の凝集と血管収縮で血が止まります。
②マクロファージ、すなわち貪食(どんしょく)細胞が創面の死んだ組織を取り込んできれいにします。
③繊維芽細胞が分泌するコラーゲンを主体とした肉芽(にくげ)組織による修復が始まります。
やってはいけない治療法
やけどをしてしまって時にやってはいけない治療方法があるんです。今までの治療法は大丈夫ですか?今後の治療の時は気をつけましょう。
消毒はダメ
細菌を殺すために消毒をすると、細菌よりも人の正常な細胞のほうが大きなダメージを受けてしまいます。消毒をすればするほど、傷を治すのではなく逆に傷を深くしてしまうということです。
絆創膏やガーゼはダメ
せっかく出てきた傷を治すための浸出液がガーゼに吸い取られ蒸発してしまいます。結果、傷口が乾燥し、細胞が死んで(※かさぶた)しまいます。またガーゼは傷口にくっついてしまうため、ガーゼをはがす時に、新しくでき始めた表皮細胞も一緒にはがれてしまいます。
※かさぶた
かさぶたは傷が治らない時にできるもの。かさぶたは表皮細胞が傷口を覆うのを邪魔するだけでなく、細菌の繁殖場所となり、傷を化膿させる原因になります。
注目されているやけど治療の新常識
湿潤療法(モイストケア)
湿潤療法は、うるおい療法ともいわれ、体が本来持っている力「自己治癒能力」を最大限に生かす治療法です。人には、自ら治そうとする力「自己治癒能力」が働きます。その為、傷を直すためには、何よりも「傷を乾かさない」ことが大切なのです。
生きている細胞は乾燥すると死にます。
傷が乾燥すると、一見治ったように見えてしまいますが、実際に傷を乾かすことは、傷の治りを遅らせることになるのです。
自宅でできる簡単やけど治療
用意するもの
・ラップ
・白色ワセリン
・医療用テープ
ひどい場合は包帯も用意しておきましょう。
簡単やけど治療その①
簡単やけど治療その②
白色ワセリンを火傷したところに塗る
ワセリンが皮膚の保護材となるのでしっかりと塗っておきましょう。
※白色ワセリンは薬局などで手に入ります。
簡単やけど治療その③
ラップを傷に貼る
傷の大きさにカットしたラップを傷のあるところに貼る。
簡単やけど治療その④
医療用テープで両端をとめる
はがれないように医療用テープでとめるだけ。
※医療用テープも薬局などで手に入ります。
簡単やけど治療その⑤
傷がひどい場合や人に見せたくない時は
傷がひどく浸出液が出てきてラップがずれる場合や、傷口を人に見せたくない(自分も見たくない)そんな人は包帯で巻くことをオススメします。
簡単やけど治療の方法はたったこれだけ!
※汗が出やすい時期は1日2~3回を目安に交換しましょう。通常は1日一回で大丈夫です。
重度のやけどの場合は早急に病院にいって治療を行ってもらってください。
やけどをしてももう病院いらず
いかがでしたか?やけどはしないにこしたことはないですが、やけどをしてしまっても落ち着いてください。ラップとワセリンでやけどはきれいに直すことができます。やけどをしてからが勝負です。すばやく対処して後を残さずきれいに治しましょう。