約6ヶ月間もつわりに苦しんだ妊婦の話
結論から先に言いますと、私は妊娠28週(妊娠8ヵ月)の時につわりが終わりました。ネットや本などでは、つわりは妊娠6~7週から始まり、8週~10週にピーク、15~16週には終わると書いてあります。
なっっっっっっっっが!!!!!
何という事でしょう・・・、私は妊娠37週で出産したのですが、妊娠生活の2/3ほどはつわりに苦しんでいたことになります。こんなに過酷な妊娠生活を一体誰が想像できた事でしょうか。
今、つわりに苦しむ妊婦さんの希望になることを願って(?)私のつわりが終わるまでを書いていきたいと思います。
妊娠26週目によだれつわりが突然終わる
つわりが酷くなって間もなく始まったよだれつわりですが、妊娠26週目に入ったら突然終わりました。
始めは終わったことにも気づかずに、いつも通りにティッシュを傍らに置いて過ごしていたのですが、夕方になって一枚も使っていないことに気付きました。そしてそのまま出産までよだれ過多になることはありませんでした。
私の妊娠出産で「驚いたことトップ3」を決めるとしたら、よだれつわりは間違いなくランクインしてきます。
- 吐きつわりが辛すぎること
- よだれつわりが辛すぎること
- 帝王切開前の浣腸の威力が尋常じゃないこと
この通り、見事2位にランクインですよ!
おそらくマイナーであろう「よだれつわり」ですが、その苦しみは今まで経験したことがないほど辛いものでした。
よだれが止まらないことが心配で外出出来ず、病院の通院ですら苦痛でした。産むまで終わらなかったという声も多く見かけましたが、妊娠後期になり終わるパターンもあるようです。
妊娠27週目にやっと吐きつわりが終わる
妊娠してすぐから悩まされた吐きつわりも妊娠27週に終わりました。
だんだんと吐く回数が減っていき、一日1~2回程になってから数週間その状態が続きました。そして、吐く日もありますが吐かない日が増えていき、いつの間にか終わっていました。
気持ち悪さはまだ残るものの、少しこみ上げてきてもぐッとこらえて横になって休めば落ち着くようになり、涙が出るほど嬉しかったのを覚えています。
よくネット等で見る、「ある日朝起きたら突然つわりが終わっていた」というのを夢見て来ましたが、結局それは体験出来ないままでした。
あ~~~~~~、体験してみたかったなぁ~~~~~。
しかし、吐き気が堪えられるようになったので妊婦検診にも一人で通えるようになりました。買い物にも自由に行けるようになりました。漫画やドラマを見たり、料理をしたり出来るようになり、ほぼ普通の生活が送れるようになったのです。
自由だ!
これで私は自由なんだ!!!
自由だァァァ~~~~~~~~~~~!!!
二度と私の人生に顔出すんじゃね~ぞ!つわりの野郎!!!この馬鹿野郎!!!この恨みは一生忘れねぇからな!!!(怒)
妊娠28週目、今までやりたかったことを祭り開催
つわりに苦しみ、吐くもの全部吐いて吐血までして、体重7キロも減って、枕を涙で濡らした辛い辛~い日々が終わり、私はやっと地獄から解放されました。
吐き気が治まり、一週間もするとたちまち私の体力は回復し元気になってきたのです。
お腹は大きくなってきているのに、まだ体重が完全に戻っていない私には体重制限なんて言葉は必要ありません。食って食って食って食いまくってやりましたよ!
- ラーメン
- お寿司
- 焼き鳥
- かつ丼
- うな重
- パスタ&ピザ
- 鉄板焼き
- フルーツパフェ
- 米
- 米
- 米
毎週末は旦那と美味しそうなお店を調べて外食祭りです。寝たきりでどこにも行けなかった反動で、お金もじゃんじゃん使いました。
出産までの二カ月ほど、美味しい物を沢山食べて幸せに浸りましたよ。ちょっと食べすぎかなぁと思いましたが、体重は急激には増えずいい感じで元に戻っていったので先生にも褒められました。
食事だけでなく、出来なかったことと行けなかった場所にも沢山行きました。「出産までにしたいことリスト」を作り着実にこなしていきます。
- 映画館で映画を見る
- ずっとやりたかったゲームをする
- 旦那の実家に帰省する
- 赤ちゃん用品を自分の目で見て揃える
- 美容院に行く
- プロ野球観戦に行く
- 姉妹&友人と会って食事をする
マタニティフォトも撮りたかったけど、そこまでは出来ませんでした(これが少し心残り)でも、これだけ食べたいものを食べて、やりたいことが出来たので満足です。
つわりで変わった人生観について
つわりに苦しんだ半年間、こんなに辛くて苦しいことがあるのかと思って過ごして来ました。
本当に一日も早く時が過ぎて欲しくて、早く産んでしまいたくて仕方ありませんでした。辛くて悲しくて、おそらく人生で一番沢山泣いたであろう時を過ごしたのだけれど、私を人間として成長させてくれたものでもあります。
- 体調不良で辛いときの心細さと苦しみ
- 旦那が私をとても大切に思ってくれていること
- 家族が全力で支えてくれること
- 妊娠出産は命がけであること
色々なことに気付かせてくれた妊娠生活でした。
私はもの凄く酷いつわりでした。病気で苦しんでいる方の気持ちが分かるなどとは決して言えませんが、そのほんの0.1%でも理解出来るような気がします。
健康で生きているということがこんなにも特別で幸せなことなのだと分かりました。
たぶんつわりのない妊娠生活なら、私はここまで気づかなかったと思います。その点ではつわりクソ野郎にもお礼を言いたい、ありがとう。
長々と書いてきたこの『つわり体験記』も今回で最後になります。
需要なんてあるのか?と思っていましたが、多くの方(おそらく妊婦さん)に見ていただいているようです。コメントをいただく機会も増えて書いてきて良かったなと思います。
まだ色々と書きたいことがありますので、追加したり新しく記事を書いたりしますが、これで一区切りです。
『つわり体験記』を最初から読む
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