ナマステ!
ブログはガチ。でもお腹はゆるゆる。
ネパール在住・青年海外協力隊ブロガーのKei(@Kei_LMNOP)です。
青年海外協力隊の活動記録。
大好評の村のおばちゃんとのキャラメルづくり。
前回はネパールの日本人祭りでキャラメルを売ってみました。
キャラメルの一番の問題点、品質改善のために今一度キャラメルの作り方を教わりました。
果たして問題は解決できるのか?
キャラメルの品質問題:時間が経つとポロポロと崩れ、風味が失われてしまう
キャラメルの品質に問題がある。
それはどんな問題かというと、時間が経つと硬さが失われ、崩れてしまうということ。
なんかカントリーマアムみたいにポロポロになっちゃうんですよね。
今までは作って商品を、朝市やお祭りで売ってきました。
そういったところではその場で食べる人が多いので、今の売り方でもまあ問題ありません。
でも、このキャラメルを通じて安定したお金を稼ぐためにはやはり店頭での販売も不可欠。
ただ、今のこの状態だと店頭に置かせてもらうことが大変難しい。
たとえ置けたとしても売れないだろうし、お店側から返却されます。
1週間も持たないし、しかも誰もが買うなど、売れる確定要素がありません。
この品質問題をなんとかしないと商品をお店に置けないので、なんとしても解決しないといけません。
教えてくれたのはラプシーキャンディの家のお父さん
ただ僕もお菓子作りのプロでもなんでもありません。
どうしようかなと悩んでいるときに、ある人に相談してみました。
それがラプシーキャンディの家のおばちゃん。
彼女に相談すると、その家のお父さんならプスタカリ(ネパール風キャラメル)の作り方が分かることが判明!
お願いすると快くOK!作り方を教えてもらうことになりました。
お父さんは昔、食品加工の仕事をしていたので、こういった知識があるんです。
作り方を教えてもらうと、やはりやつが使われていた
作り方を見せてもらうと、やはり問題のこやつが使われていました。
グルコースと呼ばれる、この透明なスライムみたいなやつです。
僕はこのキャラメルビジネスを本格的に始める前、ある工場に弟子入りして作り方を見てもらっています。
その中で別の工場でも出てきたのが、グルコースでした。
このグルコースってやつを使うと、キャラメルがガチガチに固まります。
ネパールの人は硬いキャラメルを、時間をかけてチュパチュパ舐めるのが好きなので重要な素材なんです。
ただグルコースには1つ問題点があります。
それは値段が高く、簡単に手に入るものでもないということ。
そこらへんのお店に売ってるようなものでないので、遠出して買いに行かなきゃいけないのも問題ですが、何よりも、値段が高いんですよね。
これを使ってしまうと、超大量生産しない限り、十分な儲けが出ません。
超薄利多売ビジネスになってしまうというわけです。
そうなってしまうと、わざわざ手間をかけて牛乳を加工してキャラメルをつくるメリットが弱くなります。
しかも、立ち上げ段階ではそんなにたくさんのお店にも置けませんので「多売」も難しい。
そういう背景があって、なんとかグルコースを使わない作り方ができないのかと思い、お父さんに作り方を見せてもらったわけです。
完全に行き詰まってしまったキャラメルづくり。果たして打開策は見つかるのか?
それでもやはりグルコースは使われていました。
ネパールでプスタカリというと、やはりこれを使わないと難しいみたいです。
お父さんにもグルコースを使わないやり方を聞いてみましたが、回答はこれ。
「グルコースを使わないなんて無理だよ!
硬さがないからおいしくない!」
さあ、困った。
完全に行き詰ってしまいました。
でも直感ですが、絶対に別のやり方があるはずだと思うんですけどね。
次回予告:怒涛の実験タイムの始まり!
とまあそんなことを言っていても、つくってみないことには始まりません。
ということで、自分の家で毎日つくってみることにしました。
果たして解決できるのか?
キャラメル物語の過去記事はこちら!
ネパールのアイドル、ラプシーちゃんの一言!
はやくなんとかしてよね~