天理大学創立90周年記念特別展
ギリシア考古学の父 シュリーマン ―初公開!ティリンス遺跡原画の全貌―
概略:
ハインリヒ・シュリーマン(1822~1890)は、ギリシア神話の「トロイの木馬」伝説の舞台となったトロイ遺跡を発掘したことで知られるドイツ人考古学者です。彼の自伝『古代への情熱』によれば、子どもの頃からギリシア神話の世界に憧れ、努力を重ねて財産を築き、ついにはトロイ発掘の夢を叶えたとされています。そしてこのサクセスストーリーは、子どもに夢を与える理想の人生として、多くの偉人伝に取り上げられてきました。
しかし、近年の研究では、シュリーマンが考古学を志したのは実は中年になってからであることなど、これまでのイメージとは異なるシュリーマン像が明らかになってきています。
本展では、シュリーマンが晩年に発掘した世界遺産ティリンス遺跡の貴重な報告書原画から、彼の実像に迫ります。ティリンス遺跡は、トロイと争ったとされるミケーネ文明(紀元前1700~1200年頃)の重要な都市で、巨人が築いたという伝承を持つ重厚な城壁が特徴です。さらに本展では、シュリーマンが魅せられたギリシアやエジプトの古代文明、そして彼の生きた19世紀の考古学について紹介します。
【会場】
名古屋市博物館
(名古屋市瑞穂区瑞穂通1-27-1 地下鉄桜通線桜山駅下車徒歩5分)
【会期】
2016年12月17日(土)~2017年1月29日(日)
【観覧料】
一般800(600)円、高大生600(400)円、中学生以下無料
*( )内は前売り・20名以上の団体料金。
*前売券は12月16日(金)まで、名古屋市博物館・主要プレイガイド・主なコンビニエンスストア・チケットぴあ(Pコード:767-826)・ローソンチケット(Lコード:45352)などで発売。
*名古屋市交通局の一日乗車券・ドニチエコきっぷを利用してご来館の方は100円引き。
*身体等に障害のある方または難病患者の方は、手帳または受給者証のご提示により本人と介護者2名まで当日料金の半額。
*各種割引は重複してご利用いただくことはできません。ご了承ください。
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