ぼくは昔っから「書くこと」にハマっていて、暇さえあれば自分の気持ちを文字におこしていたい人間です。好きなんですよね、たぶん。
でね、今はその大好きな「書くこと」で生活ができていたりするんだけど、2年前はそんなこと想像もしていなかったんだ。できないと思ってた。
だから今回は、いま僕がこうして好きなことで生きていけるようになるまでにしたことや、気づいたことを書いていくね。ノウハウというよりはマインドの部分。
とにかく飛び込んでいた2年前
僕はちょうど2年前くらいに独立しまして、というより唐突に前職を辞めることになり、どうにかして稼がなければいけない!みたいな状況になったんだよね。
で、社会というものの仕組みを知らなすぎた僕は、とにかくいろんなことに飛び込んでみた。ネット上で見つけた会いたいと思った人にアポを取り、会いにいって話を聞いたり、毎朝コメダコーヒーに通ってビジネス書を読んだり、あれもこれも実際にやってみたりしたんだよね。フットワークの軽さにだけは自信があったので。
そのなかで、結果が出るものもあれば、全然ダメだったものもあって。先物取引やFXでは月に3万円ほどの利益を出していたけれど、損切りし忘れにより1日で15万を失い、こわくなって退却。
アマゾンとヤフオクを使った電脳せどりでは、2ヶ月目で月商50万円、利益で15万円を達成して、その後数ヶ月はそんな感じで生活していたんだけど、シェアハウスに引っ越すタイミングで商品の受取りや梱包作業のスペースが確保できなくなって断念。
そんな感じで他にもいろいろ、とにかく自分でやってみるということをしてきました。整体のシゴトを主軸に置きつつ、副業てきな感じでね。人からの情報はあまり信用せずに、自分でひとつずつ体験してたしかめてみたんだよね。
まったく続かなかった
でね、結果が出るものも出ないものもあったんだけど、なにをやっても続かなかった。途中で飽きちゃったり、作業が苦痛になったり、なんだかんだいろんな理由をつけてやらなくなったりね。
半年以上続くものなんてなかったなあ。でも、ぼくはそれで満足していたんだよね。結局はやってみて「あ、これはこうゆう仕組みになってるのね」とか「そこからマネタイズしてるのね」みたいなことを知れたから。やってみなきゃ分からないことも沢山あったからね。
しかしながらさすがに続かなすぎるやろ!と思ったぼくは少し作戦を変えてみることにした。
好きなことにフォーカスしてみた
「 お金にならなくてもいいと思えるくらい好きなことをしよう 」
そんな方向にシフトすることにした。もうね、いろいろやってみて分かったのが、好きなことじゃないと続かないということ。ぼくの性格的なものもあると思うんだけどね。
そうして好きなこと探しをし始めたわけさ。自分はいったいなにが好きなんだろう? みたいなことを毎日考えて、紙に書き出していたのさ。そしたら楽しくなっちゃったりして。
そこで「行為自身の報酬」という言葉に出会って、「誰にやれと言われなくても、勝手にやっていることや、やっていたこと」が潜在的に好きなことなのだということを知って、すこし糸口が見えたんだよね。
>>自分の長所・強みの見つけ方なら「行為自身の報酬」を知れ
ぼくは誰にやれと言われたわけでもないのに、高校生のころからずっと「ブログを書くこと」は好きで続けていて、当時のアメブロには900を超えるほどの記事数があった。
あ、おれ、ブログ書くの好きだったわ。
そんなことに気付いた。
四六時中熱中するくらいハマった
それからというもの、ブログを収益化する方法を調べまくり、毎日記事を書き、水を得た魚のような感じで四六時中ブログのことを考えていたんだよね。そりゃあもうハッピーでさ。
朝起きたらブログ。シェアハウスに帰ってきてもブログ。寝ることを忘れて朝4時までブログ。スマホのゲームアプリも全部消してブログ。なにをしていてもブログのことばっかり考えていたなあ。
挙げ句の果てにはシェアハウスの住人に「しみっていつもブログのことやってるよね」と言われちゃうほど。
好きなことをやるってこんなに楽しいのか。
そんな感覚があって、収益なんて全然上がらないし、読者も全然いなかったんだけど、楽しくてしかたがなかったなあ。
最初のころとか、一日3〜4時間、一ヶ月で100時間くらい費やしてるのに収益1000円以下だったからね(笑)好きじゃないと、とてもじゃないけど続かないなって。
夢中になれることを
そんなこんなで今となってはブログ収入が本業の収入を上回り、むしろこっちが本業になりつつ、整体のほうは依頼があれば受けるくらいの感覚でやってるんだけど、この経験から大切なことを学んだ気がするんだよね。
それは、好きなことをやって、夢中になって、のめり込んで、ハマれ。ってこと。
四六時中熱中できるくらいハマれるものを見つけられたら勝ちだと思います。あとはその熱量をもって続けるだけだから。
そしてその「好きなこと」を見つけるために、最初は興味のあることにどんどん飛び込んでみて、片足突っ込んでみることが大事だなあと。
失敗しまくれ
まとめるとね、とにもかくにも恐れずにフットワーク軽くなんでもやってみて、合わなかったらやめる。好きだったら掘り下げてみる。三日坊主バンザイ。そんな感じでやってみるといいよって。
そんでもって、見て聞いた情報だけじゃなく、実際に自分でやってみることがなによりも経験になるし、それが今後の自分にとって財産になっていくんだよね。自分のなかに蓄積されていく。
失敗なんてどんどんしちゃったほうがいいと思うなあ。一番学びになるしね。
お金を稼ぐって簡単なことじゃないし、ラクなだけのビジネスなんてないし、小手先だけのやり方だと、知識も経験もある同業者には敵わない。なにをするにも稼げるようになるには、それなりの年月をかけてしっかりと厚みのある地盤をつくる必要があったりして。
だから、多少の苦労を跳ねのけるほど熱中できることのほうがいいし、努力を努力と思わないほど好きなことのほうがいい。誰に言われなくても勝手にやっちゃうくらいハマることのほうがいい。むしろ、そうじゃないと続かないと思うんだ。すくなくとも僕はそうだった。
そもそも好きなことを頑張ることは、努力とは言わないのかもしれないね。遊びというか、娯楽というか、人生の楽しみというか。
なにかに挑戦しようとするとき「こわいな」って思う。「失敗したら嫌だな」って思う。そこでやらない人も、やる人もいる。
— しみ @クラファン挑戦中! (@shimi_yurutabi) 2016年11月1日
どちらでもいいと思うのだけど、大切なのは、それは「自分で決めたことかどうか」であり、判断基準をリスクや不安を取っ払った「自分の人生」に置いたかどうかであると思う。
いま人生に悩んでいる人、やりたいことが分からない人、好きなことがあるけれど踏み出せない人、そんな人たちの背中を押せたならこの記事は大成功ってなもんで、ぼくの大好きな「書くこと」がそんな存在であれたらいいなあと思うわけです。