最近の日経平均の動き ―― 《カナル24》は語る (当日分)

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《カナル24》の条件表No.20「平均線と順位相関」を使って日経平均の動きをウォッチします。向こう10日くらいの動きをターゲットにしています。


(2016.11.30) TOPIX 1469P(+0)  日経平均 18308円(+1) 26.7億株 (3兆2492億円)


昨日の海外株は

(1)中国上海  +0.18%
(2)英FT100  -0.40%
(3)独DAX   +0.36%
(4)仏CAC   +0.91%
(5)NYダウ   +0.12%
(6)ナスダック   +0.21%

米国7-9月のGDPは+3.2%へと上方修正される。しかし米国長期金利は2.296%(-0.020)と上がらなかった。その割には円レートは円安方向に振れたため、日経平均は小高く寄り付いたが、国内の材料は乏しく、じり貧となる。

為替はたいして動かなかったため、日中の値幅は90円と小さかったが、MSCIの定期見直しによるリバランスが引けにかけて出たために出来高・売買代金は大きくなったが、それだけのことで、日経平均は前日比+1円高で終わる。


■■ グラフを見て売買方針を切り替えることについて ■■

相場は必ず変化します。それまでの2〜5年間の上昇または下降相場はどこかで変わります。中期的にみても2〜9か月で短期の相場つきは変わります。相場には@上昇トレンドの時期、A下降トレンドの時期、Bトレンドが無い保合の時期があります。このトレンドはいつか変化します。このトレンドを捕えることができるかできないかが投資をする際に最も肝要なところです。

@上昇トレンドにあることがわかれば「買い」をするべきだし、A下降トレンドにあれば「戻り売り」をすべきです。B保合いのときは逆張りをするのが正しい方針です。 トレンドは必ず変わりますがトレンドの変化は事前に予想することはできません。何かの基準を持って、トレンドが変化した、また現在のトレンドはどうである、ということを決めねばなりません。

これまで「買い」で利益を出してきたのだからと、下降トレンドになっているのに買い方針を貫くと、これまでの利益を吐き出してしまいます。どころか過去の成功体験によって買いの方針を改めることができず、次の下降トレンドでは損失を出すことになりかねません。

次にこの2年間の日経平均のグラフを掲げ、どこで方針を変えるべきなのか、どこから買い方針にし、売り方針にするのかについて述べます。

トレンドの判定のしかたはさまざまです。基本は小波動のピークとボトムが切り上がっている(上昇トレンド)か切り下がっている(下降トレンド)かによってトレンドが確定します。下降トレンドにあるとは、小波動のピークとボトムが切り下がっている状態のことです。この判断をするには2つのボトムと2つのピークが必要ですが、小波動のピークやボトムは株価の動きから少し遅れてわかります(だいたい3〜6日くらい遅れる)。

また大勢波動が上昇トレンド(下降トレンド)にあるときは、小波動の切り下げ(切り上げ)は2波動で終わることが多く、せっかく下降トレンド(上昇トレンド)に転換したと判断しても、その時点からトレンドが反転することがあります。例えば次図の(p-q-r-s)では(p)→(r)とピークが切り下がり、(q)→(s)とボトムが切り下がっています。(s)が決まった段階(正確には株価が(q)を下回った段階)で下降トレンドに転換したと判断しましたが、(s)以降はドンドン株価が上昇しました。これは大勢波動が上昇トレンドにあったので、小波動は2波動の下げで終わったからです。この場合は単純に小波動の切り上げ・切り下げによってトレンドを判断したことは誤りであったことになります。



(上図)小波動によるトレンド転換の判断は、大勢波動を考慮しておかねばなりません。大勢波動が上昇トレンドにあるのか下降トレンドにあるのかの判断は11月28日にも書きましたが、@株価が18月線・36月線・48月線の上位にあるときは上昇トレンドとする。A株価が18月線・36月線・48月線の下位にあるときは下降トレンドとする。B株価が18月線〜48月線の間にあるときは保合い(無トレンド)とする。と判断するのが簡単です。

日足ベースでは、株価が平均線を上回った(下回った)とき、念のために数日間連続してそうであることを確認します。このHPでは次のように決めています。
  1. 株価が9日線を2日連続して上回った(下回った)ならまさしく上回った(下回った)とする。
  2. 株価が25日線を3日連続して上回った(下回った)ならまさしく上回った(下回った)とする。
  3. 株価が75日線を4日連続して上回った(下回った)ならまさしく上回った(下回った)とする。
  4. 株価が200日線を5日連続して上回った(下回った)ならまさしく上回った(下回った)とする。
例えばAのところは、株価が200日線を下回ったのは連続して4日間であるので、下降トレンドになったとは判断しません。またBのところは、最も上位にある75日線を4日連続で上回った日(大陽線の翌日)に上昇トレンドに転換したと判断します。Cのところは、株価が200日線を5日連続して下回った(t)の日に下降トレンドになったと判定します。

トレンドの判定ができれば、売買方針は決まります。
  1. A点近辺では上昇トレンドが崩れていないので、買い方針。
  2. B点付近では上昇トレンドがますます明らかであるので、買い方針。
  3. C近辺では下降トレンドになったので、戻り売りの方針。買いはよほど突っ込んだときしかできません。(例えば9日順位相関と25日順位相関が-80以下で、さらにボトムらしい兆候がでたときに買いとする)cの後は例えば9日順位相関が+80まで上昇したなら「戻り売り」をするのが正解です。
(続きは明日に)



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株式会社 東研ソフト・・・ 執筆:坂本 正治

              
2012.4.10 から...