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【プロ野球】

ヤクルト1位指名・寺島 背番号は18

2016年11月30日 紙面から

ドラフト1位としてヤクルトの星を目指す履正社・寺島(竹村和佳子撮影)

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 ヤクルトからドラフト1位指名された大阪・履正社高の寺島成輝投手(3年)=183センチ、88キロ、左投げ左打ち=が29日、大阪市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高払い、年俸1200万円で合意した。高卒新人で出来高払いが付いたのは、ヤクルトでは2008年入団の由規以来で、高校の先輩で2年連続トリプルスリーの山田でもなかったこと。鳥原チーフスカウトは「高卒と言うより即戦力、1年目からローテには入れると思っている。厳しいことは分かっているが10勝してくれれば」と、フル回転を思い描いた。

 背番号18も期待の表れ。過去には伊東昭光、藤井秀悟と最多勝のタイトルを獲得した、その時代のエースが背負った番号だ。鳥原チーフスカウトは「過去のエース級投手達を越えて、18をもっと大きな番号にしてほしい。『ヤクルトの18と言えば寺島』と言われるような、球界を代表する投手になれ、という思いを込めた」と話した。

 寺島が追い求めるのは「負けない投手」。2013年にレギュラーシーズン24勝無敗、勝率100%で球団史上初の日本一に導いた楽天の田中将大(現ヤンキース)が究極の理想像だ。「あの時はテレビで見てました。日本一を決めた試合の最後に出てきた時の気迫は、本当にすごいと思って見てました。ぼくもチームの一員として優勝に貢献したい」と、ヤクルトのマー君を目指す。 (竹村和佳子)

(金額は推定)

 

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