税率一本化 サッポロビール社長「ビールは大幅減税でない」
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政府・与党が段階的に「ビール」の酒税を減税、「発泡酒」と「第3のビール」の酒税をそれぞれ増税し、税率の一本化を検討していることについて、「サッポロビール」の尾賀真城社長は「ビールについては大幅な減税ではないというのが率直な感想だ」と述べました。
サッポロビールの尾賀社長は30日の会見で、検討が進んでいるビールなどの酒税の見直しについて「諸外国と比べて、あるいは、ほかの酒と比べてもビール税はあまりに高いので、引き下げを求めてきた。そこからすると今回の内容は、大幅な減税ではないというのが率直な感想だ」と述べました。
そのうえで、「増税されるジャンルの商品は消費者にとって非常に買いにくくなり、需要に影響が出る可能性がある。税率の一本化の議論をきちんと見ながら対応していきたい」と述べました。
ビール業界では、この20年余りの間、税率が低い発泡酒や第3のビールの開発・販売に力を入れてきただけに、税率が一本化されることになれば戦略の見直しを迫られることになります。
そのうえで、「増税されるジャンルの商品は消費者にとって非常に買いにくくなり、需要に影響が出る可能性がある。税率の一本化の議論をきちんと見ながら対応していきたい」と述べました。
ビール業界では、この20年余りの間、税率が低い発泡酒や第3のビールの開発・販売に力を入れてきただけに、税率が一本化されることになれば戦略の見直しを迫られることになります。