警視庁は覚醒剤を使用したとして、覚せい剤取締法違反の疑いで、ASKA容疑者に逮捕状を取り、自宅から警察車両に乗せた=28日午後、東京都目黒区(宮川浩和撮影)【拡大】
歌手のASKA容疑者が、覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで再逮捕された。28日午後に「逮捕へ」の一報が流れるや、東京・目黒区内にあるASKA容疑者の自宅前には、100人以上の報道陣が集結。午後8時半ごろにASKA容疑者が捜査員の任意同行に応じて出頭する際には、やじ馬も含めると約200人が集まっていた。
自宅は閑静な住宅街にあり、車の通りも少ないため、ウオーキングや犬の散歩する近所の主婦が度々目撃された。声をかけると、ほとんどの人が毎日同じ時間に同じ場所を歩いているという。
健康のために20年近くウオーキングしているという老女は、今春にASKA容疑者が自宅の内装工事をしていたといい、「工事の人と話しているときに目があって会釈したけど知らんぷりされた。昔はよく庭の木に水をやったり、子供を連れて出かけたりしていて、あいさつすると笑顔で返してくれたのに」とASKA容疑者の変化を指摘し、「こんなに人が集まったのは、70年近く住んでいるけれど見たことがない」と驚きの様子だ。
犬の散歩をしていた主婦は、ASKA容疑者の長男と同級生の息子を持ち、家族ぐるみのつきあいをしていたそうで、「小学生のころに息子がご長男と同じ自由が丘のフェンシングスクールに通っていて、よく一緒に試合の応援に行ったりした。教育熱心でまじめで優しい人だったのに奥様がかわいそう」と声をふるわせ、「昔、息子がご長男に『お父さんが逮捕されるかも』って言われたと言ってきたことがあって、『何言ってんのよ』って返したことがあったんですが、まさか、こういうことになるなんて」と驚いていた。