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僕は「意外と」蛇も鼠もゴキブリも平気なんだが、毛虫の類が苦手である、、、にも関わらず田舎暮らしの唯一の悩みは、その種の虫が今年だけ急に増えたことである。

したがって

家の周りを殺虫剤をふりまいて粉だらけにしたのはいいが、彼らはしぶとく粉で真っ白になっても平気で蠢いておりかえって気持ち悪くなってしまっている。

そして

その一番嫌いな毛虫の次に、大嫌いなのがいわゆる「陰謀論」である。

しかし

安倍は馬鹿だから理解できないのは仕方ないにしても、トリクルダウンなど嘘八百を並べた学者や官僚たちには僕の二番目に嫌いな「陰謀論」を当てはめるしかないと思われるのだ。

つまり

彼らが掲げたアベノミックス論がまったくの「意識的な」嘘であったとしか説明がつかないからなのである。

だから

始めから失敗することを目論んで推し進めた経済論であって、現実はそのもくろみ通りになっているのだから「陰謀論」で説明するしかないのである。

たとえば

浜田宏一に至っては、遂にアベノミクスの限界を唱え始め、黒田東彦も「インフレ目標」の達成をすっかり諦めてしまったのである。

今頃になって

まったく

とぼけた野郎たちである。

というのは

当初の目的通り、日本の紙幣の価値が下がり(円安)基軸通貨ドルはなんとか面目を保ち、国庫金を空にするまでつぎ込んだ株価もなんとか上昇したことだし、自分たちに「与えられた」ミッションは一応成功したのだから、このへんで張り子の仕掛けが総崩れしないうちに免罪符をうっておこうとしているようにしか見えないからである。

それゆえ

件の浜田は早くもこう言い出したのである、、、、、

「私がかつて『デフレは(通貨供給量の少なさに起因する)マネタリーな現象だ』と主張していたのは事実で、学者として以前言っていたことと考えが変わったことは認めなければならない」

馬鹿野郎!!

お金を大量に刷りさえすればデフレなんてすぐ収まるといってた考えを、、、今頃になって「変えた」だとぉ、、、。

さらに

黒田も当初のインフレターゲットをいけしゃあと無期限に延期するなどとノタマワっているのである。

すでに

安倍は今もアベノミクスの成果を強調しているが、周囲の「知識人?」たち、特に経済学に精通した奴らは自分のミッションが終わったらあとは知らぬ存ぜぬとなったのである。

したがって

彼らの目標は明らかな「売国」以外の何物でもなく、日本国がどうなろうと安倍に責任をすべてかぶせてしまえばいいのだから気楽なもんなのである。

ゆえに

彼らは適当な時期に「失敗しちゃった〜」と舌を出せばいいのであって、そのおかげて塗炭の苦しみにあえぐ国民なんて「関係ねー」のであろう。

あえて

言うまでもないことだが、初めから話が逆転しているのであって彼らがそれを気づかない筈はなかったのである。

しかし

幸運なことにちょうど首相がこの上ないバカであり、民主への失望から安倍が何をやっても支持率が高いのが勿怪の幸い、ここで自分たちに本来「与えられた」ミッションを実行したのであった。

そして

それにおれおれ詐欺にひっかかった老人のように無気力な国民も見事に嵌ったのである。

だから

目的通り「円の価値が下がり国庫を空にしてつぎ込んだ株価があがった(禿鷹の餌)」のだから彼らは大成功だったのである。

だいたい

必要十分条件が理解できないのは安倍晋三くらいのもので、普通の中学生でもわかるのだから浜田や黒田が
「間違えちゃった」となるはずもないのだ。

つまり

たしかに景気が良くなれば、インフレにもなるし、株価も上がるだろうが、逆にインフレになれば景気が良くなるとか株価が上がれば景気が良くなるなんてことはならないのである。

これが
 
安倍は習っていても理解できなかっただろうが、中学生程度の学力ならだれも「逆かならずしも真ならず」ということは知っている筈である。

まして

二人とも東大大学中に司法試験を軽くクリアーしており、浜田に至ってはアイビーリーグの大学でPhDまで取っている奴なのだ。

だからこそ

「知らなかったたぁ〜は、いわせねぇ〜〜!」(お前は海老蔵の息子かっ!)