米軍 シリアで誤爆認めるも謝罪せず
内戦が続くシリアでことし9月、アサド政権の政府軍がアメリカ主導の有志連合から空爆されて多数の兵士が死亡したと訴えていた問題で、アメリカ軍は調査の結果、誤爆だったと発表しシリアやロシアの反発も予想されます。
内戦が続くシリアではことし9月、アサド政権の政府軍がアメリカ主導の有志連合に空爆されて多数の兵士が死亡したと訴え、アサド政権の後ろ盾のロシアもアメリカを非難して、当時、停戦の実現で合意していた米ロの対立が再燃する火種となりました。
この問題でアメリカ軍は29日、調査結果を公表し、アサド政権の政府軍の一派を誤爆したことを認めました。それによりますと政府軍の兵士らは当時、軍服を着ておらず、過激派組織IS=イスラミックステートの戦闘員のような外見と行動だったためISの部隊だと誤認したということです。
一方でアメリカ軍は、問題となった空爆自体は国際法に沿って実施され、故意に政府軍を狙ったものではないと強調しています。これについてアメリカ国防総省のクック報道官は「遺憾だが悪意はなかった」と述べて直接の謝罪を避け、今後、シリアやロシアの反発も予想されます。
この問題でアメリカ軍は29日、調査結果を公表し、アサド政権の政府軍の一派を誤爆したことを認めました。それによりますと政府軍の兵士らは当時、軍服を着ておらず、過激派組織IS=イスラミックステートの戦闘員のような外見と行動だったためISの部隊だと誤認したということです。
一方でアメリカ軍は、問題となった空爆自体は国際法に沿って実施され、故意に政府軍を狙ったものではないと強調しています。これについてアメリカ国防総省のクック報道官は「遺憾だが悪意はなかった」と述べて直接の謝罪を避け、今後、シリアやロシアの反発も予想されます。