旅客船沈没:「空白の7時間」 朴大統領動静に新証言 

頻繁に電話、「ガラス割って救助を」と指示も

 金大使が報告を行った当時の大統領の居場所については「知らない」とした。書面による第一報についても「執務室と官邸に同送したと記憶している」と語った。朴大統領が大統領府の状況室を訪れなかったことについては、「当時状況室はあまりに混雑しており、大統領が来ても説明が難しい状況だった。中央災難安全対策本部に行った方が適切だった可能性がある」との認識を示した。

 差し迫った状況で書面で第一報を上げた理由について、金大使は当初、「説明するのは不適切だ。青瓦台に聞いてもらいたい」と即答を避けたが、懇談後に別途回答があり、「有線(電話)よりも書面報告が適切だと考えた」と説明した。投入した救助人員の体制、現在の救助状況、乗船人員、生徒の数、事故経緯などを詳細を書面で報告するのが適切だったとの判断だという。

 金大使はその後、本紙の電話取材に対し、「書面報告の相手が誰だったかは覚えていないが、『大統領はどこにいるのか』と尋ね、官邸にいることを確認し、その後は(電話報告時も)官邸に電話をかけるべきだと判断した」と説明した。当初説明を避けたことについて、「なぜ先に電話報告を行わなかったのかと、まるで疑惑があるかのように(特派員から)質問を受けたが、話さなければ何か隠しているように思われるので、誤解を払拭(ふっしょく)するために思い出して話した」と述べた。

北京=李吉星(イ・ギルソン)特派員 , 崔慶韻(チェ・ギョンウン)記者
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