バイク便に挑戦!!


こんにちは、矢部です。

皆さん、不思議な体験ってした事ありますか?
ありえない事が目の前で起こる。
そんな時、人間はどんな反応をするのか。

今回の実験では、「居るはずのない人が目の前に居る」。
そんな状況に陥った人の様子をレポートしてみたいと思います。

実際にどうするのかと言うと、
バイク便に配達を依頼し、
ライダーより先回りし荷物を自分で受け取る。
つまり自分で荷物を預けて自分で受け取るって事。

バイク便のライダーからしてみると、
さっき荷物を預けた人が、なぜか自分より先に目的地にいる。
そんな不思議な状況になる訳です。

今回のタイトルはズバリ!!

002

「バイク便に挑戦!!」

今回は集荷を知人の家。お届け先を自宅にしました。
まずは集荷から。
早速バイク便に電話します。

僕「もしもし、配達をお願いしたいんですが」

バイク便「かしこまりました。ライダーをそちらに向かわせます」

1時間後、ライダーが集荷にやって来ました。

004

しまった・・・。
封筒に「バイク便に挑戦!!」って書いたままだ。
しかし今更後には引けず、この挑戦状の様な荷物をそのまま渡してやった。
ついでに渡す時に一言。
「急いでくださいね。」
ええ、もう明らかに挑発です。。。

さて、バイク便に荷物を渡した後は僕も移動しなければなりません。
ライダーに気づかれないよう注意しながら家を出ると、

006

すでにバイク便は出発済み。
慌てて後を追います。

008

・・・が!!

バイク便、速過ぎ!!!
全く追いつけません。開始3分すでに豆粒と化してしまいました。

お兄さん、ここの制限速度60キロって知ってる?
っていうか、貴方のバイク250ccでしたよね?
僕のバイク1200ccなんですが・・・。
何で110キロで走って差が開くのですか? あ、やばい。僕の方が不思議体験しちゃってる。。。

信号に引っ掛かってしまい、すでに相手は見えなくなりました。
正直、勝てる気がしないので作戦変更!!

010IN都市高速

え?
都市高は反則だろって?

 

知るか。ボケ!

 

こうなったらなりふりかまってられるか。
あのままバイク便が先に着いたら企画がポシャるっちゅーねん。
差を取り戻すために思いっきりアクセル開けました。
俺、なんでこんな事に命かけてるんだろ・・・。

012途中パトがいました。あぶね~

そして無事自宅に到着~!!
バイク便はまだ到着していません。
相手は一般道だから当然まだ時間がかかるだろうって
余裕をぶっこいてたら

 

・・・2分後

 

「ピンポ~ン」

もう着きやがった!

014

会話は Y:僕 B:バイク便ライダー

「バイク便でーす」

「ちょ、ちょっと待ってください」(あわててカメラをセット)

016ガチャ。

ドアを開けた瞬間に驚いたお兄さんの目がまん丸になりました。
こやつ、いい反応するなぁ(笑)

「どうも」

「・・・!? あ、はい・・・???」

018

 

驚きが100%顔に出てます。
すでに集荷時の笑顔はこれっぽっちも見られません。
僕の顔をチラ見しながら一生懸命考えております。
僕はいつから人の心が読めるようになったんだろう・・・。
貴方の心の声がビシバシ伝わって来ます。
お兄さん、貴方はどうやら嘘がつけないタイプです。

「(あれ?さっきこの人から集荷したよな?なんで?絶対同じ人だよな?)」

はい、正解です。

さっき荷物を渡したのは確かに僕です。
そして現在荷物を受け取っているのも僕です。
ていうか、依頼伝票のご依頼主とお届け先が両方「矢部 裕一」になってるから。
事あるごとに僕をチラ見するお兄さん。
そんなに僕を見ないで下さい。テレます。

022「ここにサインを・・・」
024チラリ。

そして考える・・・

やはり状況が理解できないのか、
伝票の説明をしながらも僕の顔をチラリチラリ・・・。
そして頭を掻きながら再び考える。
こんな事なら封筒に「クローン人間研究報告」って書いとけばよかった。
このお兄さんなら信じただろう・・・。
必死で状況を理解しようとし続けるお兄さん。
本当はこのまま帰しちゃう予定だったけど、
なんだか不憫になってきたんでネタばらし。
都市伝説になったら困るしね。

「実は僕も移動してたんですよ」

「あ、そうなんですか!!」

028ネタばらし

やっとお兄さんに笑顔が戻りました。
しかし、ドア開けたときといいネタばらしの時といい
このお兄さん、本当にいいリアクションをするなぁ。
ひょっとしてリアクション芸人ですか?
貴方のような人がいるからこんな企画が成立するのです。感謝感謝。

030

「速いですね~。」

「いえいえ」

実際、見事に負けてますんで(笑)
都市高を使用しなかったらぶっちぎりでだったでしょう。
さすが、プロです。
都市高を使用しても僅差って、あなたどんだけ速いんですか?
こっちは都市高を160キロで移動したんですが・・・。
確かに荷物を渡す時、急いでくれって言ったけど。
逆にあなたに言いたいです。

お兄さん速過ぎ。

032やっと状況を理解して

034思わず吹き出すお兄さん

036笑いが止まりません

「速いですね~」の会話の後、一瞬目を逸らし考えるおにいさん。
そして状況が理解出来たのか、思わず吹き出してました。
受領書を渡す時も笑いが止まらず、結局最後まで笑って帰って行きました。

038

お兄さんがドアを閉める時に言った一言

 

「(バイク便が)負けちゃ駄目ですよね~」

 

いえいえ、実は僕、負けてますから。
でも相手が敗北を認めているなら僕の勝ちでしょう。
都市高を使ったのは少々後ろめたいですが、
こっちは素人なのに普通勝負して勝てる訳ないっちゅーの。
実際開始3分でぶっちぎられてるし。
今回は試合に負けて勝負に勝ったってとこでしょうか。

バイク便に挑戦!!見事成功!!

 

結果

理解できない状況に陥った時、人は顔から笑顔が消える

040

041

 

 

矢部

 


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