台風10号の大雨被害から3か月 生活再建が課題
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東北や北海道に大きな被害が出たことし8月の台風10号による記録的な大雨から30日で3か月です。20人が死亡した岩手県では今月から仮設住宅の入居が本格的に始まりましたが、依然として避難所で生活を続ける人もいて、生活の再建が課題となっています。
ことし8月30日に岩手県に上陸した台風10号の記録的な大雨により、県内では岩泉町や久慈市で合わせて20人が死亡し、今も3人が行方不明となっています。
岩手県などによる被害の調査はほぼ終わり、土木施設や農林水産業などへの被害は合わせて1447億円余りに上り、大雨災害としては記録が残る昭和15年以降、県内で最も多い被害額になっています。住宅の被害は4330棟に上り、このうち全壊や大規模半壊が677棟あった岩泉町では今月から仮設住宅の入居が本格的に始まり、29日までに77世帯が暮らしています。一方、岩泉町に3か所ある避難所では依然としておよそ70人が生活を続けていて、生活の再建が課題となっています。
岩泉町は、避難所で生活しながら住宅の修理を進める被災者の状況を踏まえて避難所を閉鎖するかどうか検討することにしています。また、仮設住宅に入ると自宅を修理するための公的支援が受けられないことなどを理由に、被災した住宅で暮らし続ける人がおよそ230世帯、570人余りいて、町は地域の見回り活動を手厚くすることにしています。
岩手県などによる被害の調査はほぼ終わり、土木施設や農林水産業などへの被害は合わせて1447億円余りに上り、大雨災害としては記録が残る昭和15年以降、県内で最も多い被害額になっています。住宅の被害は4330棟に上り、このうち全壊や大規模半壊が677棟あった岩泉町では今月から仮設住宅の入居が本格的に始まり、29日までに77世帯が暮らしています。一方、岩泉町に3か所ある避難所では依然としておよそ70人が生活を続けていて、生活の再建が課題となっています。
岩泉町は、避難所で生活しながら住宅の修理を進める被災者の状況を踏まえて避難所を閉鎖するかどうか検討することにしています。また、仮設住宅に入ると自宅を修理するための公的支援が受けられないことなどを理由に、被災した住宅で暮らし続ける人がおよそ230世帯、570人余りいて、町は地域の見回り活動を手厚くすることにしています。