記事詳細
【激震・朴政権】
朴槿恵氏側が29日の直接聴取を拒否 与党内からも「名誉ある退陣」論が浮上
国会議長経験者ら政界の重鎮20人が27日に集まり、朴氏に来年4月までの退陣を求めることで意見が一致したとされる。党内で朴氏に近い重鎮議員からも「名誉ある退陣」を朴氏に直接提案すべきだとの声が上がっていると伝えられ、朴氏の“身内”からも外堀が埋められつつあるようだ。
◇
【用語解説】韓国の国政介入事件
朴槿恵大統領が、友人で女性実業家の崔順実被告に対し、機密資料を提供したり、崔被告が実質支配する財団への出資強要に関与したりした疑いが浮上。朴氏は10月25日、大統領就任後の一時期、一部資料をめぐって、崔容疑者に意見を聞いていたことを認めた。韓国検察は、起訴した崔被告、前大統領府政策調整首席秘書官の安鍾範被告らと朴氏が共謀関係にあったとの構図を描く。朴氏は検察側の事情聴取の要請に応じていない。