個人情報のぞき見に悪用を想定か 会社社長ら再逮捕へ

個人情報のぞき見に悪用を想定か 会社社長ら再逮捕へ
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「子どもの安全を守る」として販売されていたスマートフォンの遠隔操作ソフトについて、警察は、他人の個人情報をのぞき見ることに悪用されるのを想定して不正に開発した疑いがあるとして、別の事件で逮捕した横浜市のソフトウエア会社の社長らを30日にも再逮捕する方針です。
横浜市西区のソフトウエア会社「インターナル」の社長、石田渉容疑者(40)ら3人は、人気ゲーム「パズル&ドラゴンズ」のアイテムを不正に入手できるソフトを開発したなどとして、今月、逮捕されました。

警察は、会社から押収した資料や社長や社員のメールを分析したところ、この会社が開発・販売する「Androidアナライザー」という遠隔操作ソフトについて、他人の個人情報をのぞき見ることに悪用されるのを想定して不正に開発した疑いがあることがわかりました。

警察は30日にも、社長ら3人を不正指令電磁的記録作成の疑いで再逮捕する方針です。このソフトは、スマートフォンの位置情報や「LINE」の内容などを見ることができる機能があり、子どもを犯罪やいじめから守るのに役立つとして販売されていました。