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宇宙倫理学入門  新刊

人工知能はスペース・コロニーの夢を見るか?

宇宙倫理学入門

宇宙開発はリベラリズムに修正をもたらすのか。宇宙開発が与える哲学的倫理的インパクトについて考察する、初の宇宙倫理学入門!

著者 稲葉 振一郎
ジャンル 哲学・倫理 > 哲学
哲学・倫理 > 倫理学
出版年月日 2016/12/23
ISBN 9784779511226
判型・ページ数 4-6・272ページ
定価 本体2,500円+税
 

目次

はじめに

1 倫理学・政治哲学と宇宙開発――リベラリズムを中心に
   1-1 応用倫理学のなかの宇宙倫理学
   1-2 ミドルレンジの宇宙倫理学の困難

2 「スペース・コロニー」の倫理学
   2-1 ジェラード・オニールの「島」
   2-2 オニール構想の吟味

3 宇宙植民に意味はあるか?
   3-1 有人宇宙ミッションの意義?
   3-2 野田篤司の小惑星

4 恒星間航行
   4-1 有人恒星間航行の絶望的困難
   4-2 「人間」の意味転換

5 自律型‐人格的ロボット
   5-1 人格的ロボットの倫理学
   5-2 未来社会のひとつのイメージ――あるSFまんがから

6 「宇宙SF」の現在
   6-1 宇宙SFの変質と解体
   6-2 ポストヒューマンSFの台頭

7 リベラリズム再審
   7-1 「飛躍」の論理
   7-2 応用(宇宙・ロボット)倫理学から倫理学原理へ
   7-3 ハンナ・アーレントの宇宙開発論

おわりに

補論1 ニック・ボストロムの「超知能」と「シングルトン」について
補論2 デイヴィドソン=ヒース的道徳実在論

参考文献
あとがき
索引

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内容説明

宇宙開発は公的に行われるべきか、倫理的に許容されるスペース・コロニーとはどのようなものか、自律型宇宙探査ロボットは正当化できるか――

宇宙開発のもたらす哲学的倫理的インパクトについて考察する、初の宇宙倫理学入門!


●著者紹介
稲葉振一郎(いなば・しんいちろう)
1963年東京都生まれ。明治学院大学社会学部社会学科教授(社会倫理学)。一橋大学社会学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学経済学部講師、助教授を経て、2005年より現職。著書に、『ナウシカ解読 ユートピアの臨界』(窓社)、『リベラリズムの存在証明』(紀伊國屋書店)、『経済学という教養』(ちくま文庫)、『オタクの遺伝子長谷川裕一・SFまんがの世界』(太田出版)、『「資本」論 取引する身体/取引される身体』(ちくま新書)『モダンのクールダウン』『「公共性」論』(NTT出版)、『社会学入門〈多元化する時代〉をどう捉えるか』(日本放送出版協会)、不平等との闘い』(文春新書)ほか。

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