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国産ステルス戦闘機が飛行試験 引き渡し後初めて

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国産ステルス戦闘機が飛行試験 引き渡し後初めて

4月22日、初飛行に臨む先進技術実証機「X-2(心神)」=航空自衛隊小牧基地(村本聡撮影) 4月22日、初飛行に臨む先進技術実証機「X-2(心神)」=航空自衛隊小牧基地(村本聡撮影)

 防衛装備庁は29日、国産初のステルス戦闘機「先進技術実証機」(通称・心神、正式名称・X2)の飛行試験を岐阜試験場(各務原市)で行ったと発表した。6月に心神が同庁に引き渡されて以降、初めての飛行試験。速度センサーの確認などを行った。

 飛行試験を行ったのは同日午前8時53分からの約1時間。今後は約50回飛行試験を行い、ステルス性や高運動性を確認する。試験結果は、将来戦闘機の開発に向けた判断材料とする。防衛装備庁はこれまで、飛行中に機体に加わる力を計算するセンサーの機能を地上で確認する作業などを行っていた。

 心神は平成22年から試作が始まり、炭素繊維の電波吸収材や形状により、レーダーに映りにくいステルス性能を備えている。機体は全長14.2メートル、全幅9.1メートル、全高4.5メートル。開発費は約400億円。 

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