韓国の朴槿恵(パククネ)大統領によるこの時期の辞意表明について、日本側には「想定外の事態」(政府関係者)との受け止めが広がる。来月下旬に予定していた日中韓首脳会談(サミット)の開催をはじめ、「朴ショック」の影響は日韓関係全般に及びかねない状況だ。
日中韓サミットはどうなるのか。岸田文雄外相は29日夕、外務省で記者団に「議長国として年内開催に向けて努力したい」と強調した。だが、韓国外交省報道官は同日の会見で「状況を少し見守らなければならない」と繰り返した。
国政が混迷する中でも、韓国政府は日本側に朴氏の出席を伝えていた。中国側も朴氏出席を拒む理由はないとの意向を示し、日本政府は12月19、20日の開催に向けて準備を急いでいた。
だが朴氏は29日の会見で、辞…
残り:1037文字/全文:1356文字
トップニュース
新着ニュース
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ