今回講師を務めたのは、ALSOK豊橋支社営業部の牧野剛部長、同じく営業部の内山夏来さん、倉澤加奈さんの3名。女性向けの防犯セミナーということから、女性社員2人が主に講義を行い、牧野部長はサポートに徹する様子だった。
【講師を務めたのはALSOK豊橋支社の社員】
セミナーではまず座学形式の講義として、女性の犯罪被害状況の統計や事件例を説明。そしてそうした被害を避けるために、「電車では混んだ車両を避け、背後を痴漢に狙われないようドアに背を向けて立つ」「SNSを使用する際は必要以上に個人情報や住所、居場所が分かるような投稿をしない」といった具体的な対策を紹介した。
【座学のテーマは女性が犯罪被害を避けるための具体的な対策】
次に、万が一の際に使える簡単な護身術として、不審者に手首を掴まれた場合、背後から抱きつかれた場合の逃れ方を内山さん、倉澤さんが実演。生徒たちは実技形式でそれらのケースにおける対処法を学んだ。
【ALSOKの女性社員2名による護身術の実演】
最後に内山さんらは「危険を感じたら逃げる」ことが大切で、護身術は「相手を倒す手段ではなく安全に逃げるためのもの」であると生徒たちに伝えてセミナーは終了。セミナーを受けた生徒の1人は、「こうしたことを教わる機会がこれまでなかったのでとても参考になった」と語っていた。
【背後から抱き着かれた場合の護身術を実際に試す生徒たち】
ALSOKはCSR(社会貢献)活動の一環として、女子学生を対象とした防犯セミナーを2014年から全国で開催しており、豊橋支社も昨年度は愛知県立国府高等学校(愛知県豊川市)にて本セミナーを実施している。