えっつ、僕の名字はそんなしょぼい、由来だったのか?
ご先祖様は見栄っ張りだったのか?
こんにちは!ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。
皆さんは自分自身のルーツをご存知ですか?
名前の由来をご存知ですか?
自分の仕事の歴史をご存知ですか?
質問攻めですみません。
冒頭の僕の驚き、これが「たなかあきら」のペンネームの生まれるきっかけとなったのです。
名字の由来が明らかになった
それは僕が小学生くらいの子供の頃でした。歴史、特に戦国時代の歴史に興味が出始めた頃でした。ふと自分の名字について由来を知りたい!と思いました。
ぼくの本名は、たけもと、と言います。たけは武士の武、もとは本です。
この名前を聞くとほとんどの方は、戦国時代、武士、をイメージするのではないか?と思います。
僕もそうでした。父親に質問してみました。
「僕のご先祖様は何をやっていたの?」
「もちろん、武士だよね」
「いいや、ちがうよ」
「じゃ、何をやっていたの」
「百姓」
思わぬご先祖様の職業に僕は大きなショックを受けました。
「ひっ百姓?・・・・」
「じゃ、っじゃあ、なんでそんな名字なの?」
「それはね」
「武家屋敷から一番近いふもと(本)に住んでいたんだよ」
「え、それは・・・」
このショックは結構大きかったんですよね~
戦国時代に興味があって、その時代に武士としてご先祖様は戦ったのではないか?という、戦国を駆け巡っていたというヒーロー的存在でその誇りを感じる、みたいな子供心を持っていたように思います。
「じ、じゃ、ご先祖様は百姓で田んぼを耕していたの?」
「本当は田んぼのど真ん中に住んでいて、そこが武家屋敷から近かったの?」
「たぶん、そうだろうな」
「それじゃあ、田中っということ?」
「そんな感じだな」
僕の頭の中は真っ白になりました。ご先祖さまは本当は田中だけど、武士になりたくて、武士のような名字をつけたらしい、ということでした。
つまりご先祖さまは、田の中に住んでいた百姓だったらしいということが明らかになりました。
この時のトラウマ的な衝撃と落ち込みは成長してからはなくなりましたが、子供の頃はずっと心の中に残っていました。
名字の由来がペンネームとなった
歴史のブログを書こう、と思い立った時にペンネームを何にしようか?と考えました。
その時に、子供の頃、自分の名字の歴史を知った時に受けた笑撃がよみがえりました。
たなかあきら、にしよう。
僕の名字はたけもとではなく、田中だったかも知れないと言うことが明らかになりました。
このトラウマ的な笑撃によって、僕の人生は別に変わりませんでした。しかし、名前の歴史を知ると、そうだったのか、とすっきりとしました。逆にここまで血を繋いできた百姓のご先祖に対して有難く思いました。
歴史を知るとそこにストーリーが生まれる
歴史を明らかにすると、そこにはストーリーが生まれます。
名字を書くときに、親からつけてもらった名前を書くときに、そのストーリーを思いながら書く、素晴らしい事だと思いませんか?
私達の身の回り何気なく使っている、自動車、パソコン、ペン、料理・・・歴史の無い物はありません。
歴史を知ってそのストーリーを感じながら使う、食べる。素晴らしいと思いませんか?
そんな事を思いながら、僕は皆さんに馴染みの薄いウェールズの歴史を中心に、ブログを書いています。ウェールズの歴史にも親しんでくだされば嬉しいです。
皆さんの歴史に関するエピソードをお待ちしています。はてぶ、ツイッター、メールなどでコメント下さるとありがたいです。
(ブログ記事で紹介させて頂く事もありますのでご了解ください。)
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次回もどうぞよろしくお願いいたします。お楽しみに!