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 米オハイオ州コロンバスのオハイオ州立大学で28日午前10時ごろ、乗用車が歩行者に突っ込んだ後、運転していた男が車を降りて数人にナイフで切りつけた。AP通信によると11人が負傷、うち1人が重体。

 大学によると、事件を起こしたのは同大に通うアブドゥルラザク・アリ・アルタン容疑者で、近くにいた警察官に射殺された。米メディアによるとアルタン容疑者は18歳前後で、ソマリア出身。地元警察はテロ事件の可能性があるとみて捜査している。

 AP通信は目撃者の話として、乗用車がスピードを出して歩道に乗り上げて歩行者ら数人をひいた後、容疑者が車から降りて、無言のまま周囲の人を切りつけたと伝えた。

 米NBCによると、アルタン容疑者は2007年に難民としてソマリアを離れ、パキスタンに住んだ後、14年に米国へ移住したという。捜査には連邦捜査局(FBI)なども協力し、動機などについて調べているという。

 アルタン容疑者が米国に移住した経緯は明らかになっていないが、米国は難民を積極的に受け入れており、国務省によると16年度には約8万5千人を再定住させた。ただトランプ次期大統領は難民がテロ事件を起こす可能性があると主張し、再定住を制限したり、受け入れにあたっての審査を厳しくしたりすることを公約にしている。(ニューヨーク=中井大助