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覚醒剤の陽性反応で逮捕 執行猶予中

自宅を出るASKA容疑者=東京都目黒区で2016年11月28日午後8時32分、猪飼健史撮影

 覚醒剤を使用した疑いが強まったとして警視庁組織犯罪対策5課は28日、覚せい剤取締法違反(使用)容疑で歌手のASKA(本名・宮崎重明)容疑者(58)=東京都目黒区東が丘1=を逮捕した。尿鑑定で覚醒剤の陽性反応が出た。ASKA容疑者は2014年に同法違反などの罪で有罪判決が確定し、執行猶予中だった。

 逮捕容疑は今月中旬~同25日ごろ、東京都内やその周辺で、覚醒剤を使用したとしている。調べに対し「私が提出した尿から覚醒剤が検出されたとのことで逮捕されましたが、事実に反します」と容疑を否認しているという。

 同課は今後、自宅など関係先を家宅捜索するなどして裏付けを進めるとともに、覚醒剤の入手ルートについても調べる。

 同課によると、ASKA容疑者は25日午後7時ごろ、「盗撮されているので確認してほしい」と自ら110番した。警視庁の捜査員が自宅に駆けつけたところ、言動に不自然な点があったため、尿の任意提出を要請。ASKA容疑者は素直に応じたという。当時は妻と2人で自宅にいた。

 同課が尿を鑑定した結果、28日になって覚醒剤の陽性反応が出たため、自宅から任意同行を求めて逮捕した。

 ASKA容疑者は友人だったCHAGEさんと音楽デュオ「チャゲ&飛鳥」(後に「CHAGE and ASKA」と改名)を結成し、1979年にデビュー。テレビドラマの主題歌となった「SAY YES」(91年)などがヒットしたが、09年に活動を休止。その後はソロで活動していた。

 13年、「薬物使用疑惑」が週刊誌に報じられ、活動自粛を発表。14年5月、都内や周辺で覚醒剤や合成麻薬MDMAを使用したなどとして、覚せい剤取締法違反などの容疑で警視庁に逮捕された。「覚醒剤を暴力団組員などから入手し、使っていた」と容疑を認め、同年9月に東京地裁で懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けた。【斎川瞳】

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