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新潟の養鶏場で鳥インフル 青森ではアヒル、殺処分開始

2016/11/28 23:32 (2016/11/29 1:30更新)
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 新潟県は28日、同県関川村の養鶏場の鶏から簡易検査で鳥インフルエンザウイルスが確認されたと発表した。青森県も同日、青森市の家禽(かきん)農場で、フランスカモと呼ばれる食用アヒルから鳥インフルエンザの陽性反応が出たと発表。国内で家禽から陽性反応が出たのは今冬初めて。

 関川村の養鶏場は鶏約31万羽を、青森市の農場は食用アヒル約1万6500羽をそれぞれ飼育。青森県は、死んだ食用アヒルの遺伝子検査などをした結果、高病原性鳥インフルエンザの可能性が高いと明らかにし、約1万6500羽の殺処分を始めた。新潟県も高病原性鳥インフルエンザの陽性と確認されれば全て殺処分する方針。

 政府は28日夜、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置した。安倍晋三首相は(1)現場の情報をしっかり収集する(2)農水省など関係省庁が緊密に連携し徹底した防疫措置を迅速に進める(3)国民に正確な情報を迅速に伝える――の3点の指示を出した。

 高病原性の鳥インフルエンザを巡っては、この冬、国内各地で野鳥の感染確認が相次ぎ、環境省は警戒レベルを最高の「3」に引き上げていた。

 新潟県によると、28日に計約40羽の鶏が死んで、うち5羽の簡易検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出た養鶏場から半径10キロ圏内にある農場などに、卵や鳥の搬出を自粛するよう要請した。〔共同〕

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