おはようおはよう!
長田ですぞ!!
昨日とある方のお絵描き講座見てて、デッサンについてアツく語っていたのですが、デッサンのやり方についてまでは詳しく書かれておりませんでした。
独学の方に非常に多い事例は見よう見まねのデッサン。
流石にデッサンは初心者にはちょっと敷居が高いかなぁ…なんて思いながら、お布団でぐるぐる頭回転させてたんですけども。
というのも、デッサンで絵が上手くなるのは間違いないわけです。
僕も劇的に変わりましたし、それもたった一回でもびっくりするほど上達します。
できれば僕も本当はオススメしたいんですよね、デッサン。
でも独学のデッサンは変な自信はつくけど上達もしないし、何よりそのことで落ち込んでしまう方が非常に多い。
デッサンに向いていないんだ…と。
練習に向き不向きもありませんし、向いてる練習なんて逆に必要ないですから。
不向きなものほど上達できるんです。
そこで、思いました。
僕はなんのブログしてるんだ?
と。
絵の描き方を教えるブログだったじゃあないか!
デッサンのやり方、僕が記事にすればいいんじゃないか!!
こいつは盲点でした!!
大雑把でヘタクソですけど、軽く流れを纏めましたのでお教えしますね。
その前にッ!!
信憑性をあげるために言っておこう…。
今回まとめたのはちゃんとデッサン教室で教わった手順です。
新宿にあるところでやってました。
それと、今回は手順だけのご紹介。
工夫の仕方や技法なんかはまた今度。
というより、自分で頭捻るのがデッサンですからね。
それでは、解説付きでやっていきます。
スケッチブックはオレンジと黒の模様の一般的なもので大丈夫です。
描くものによって変わったりしますので正解はあまりありませんが、水彩画用とかもあるのであまり高いのは選ばない方がいいですね。
目が荒い方が質感は出しやすいです。
自然物は粗めがいいですね。
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鉛筆は12本あるといいです。
先生曰く、それぞれの鉛筆のみで描く特訓法なんかもあるそうな。
実際に使うのは、慣れないうちは2B、3B、F、Hの四種類程でいいでしょう。
というよりこの四つは必須です。
地面の影は2Hとかで描きます。違いを出すからですね。
鉄板の鉛筆はステッドラーでしょう。
ゼロから講座のタグから鉛筆の持ち方は解説していますです。
よければ見てくださいな。
それと、普通の持ち方もちゃんと使います。
あまりにこだわりすぎて全部被せ持ちでやろうとする人が多いですのでお気をつけくださいね。
鉛筆を立てるか寝かせるかの違いです。
スケブの紙の荒さを利用するときは寝かせて、なくしたいときは立ててください。
固い鉛筆で立てて描くと消えなくなります。
これも気を付けてね!
今回はリンゴを描きます。
といっても…デジタルでモチーフは写真(途中から使用)だから、少し変ですが…。
モチーフは球、筒、植物、金属を順にやってください。
なぜかと言いますと、ものは全て球と筒でできてます。
他は質感の違い。
アタリの取り方は全てこの四つで再現がかのうなんです。
だから、リンゴを制するものは全てを制する。
オススメは瓶、煉瓦、リンゴ、松ぼっくり。
それと金属コップ、スプーン。
これだけ描ければ相当色々描けるようになります。
まずは、スケッチブックの中心に線をいれます。
そしたら、リンゴの中心に合わせるように手を伸ばし、鉛筆を縦に構えて大きさを合わせてください。
どこが中心か。どうなっているのか。しっかり確認しましょう。
五円玉を紐で吊るして確認する方法もあります。
モチーフを線でとらえること。
いつも言ってますが、全て線で捉えるようにする訓練をしましょう。
直線は長さやズレを確認しやすいです。
しっかり肘で描いてね。
大きな紙の時は手首で描くと曲線になっちゃいますよ~。
それと、消ゴム類は極力使わないでください。
上から描けば濃さで消えます。
スケッチブックの材質が変わってしまうので消さないように。
今回は流れだけですので、サクサクいっちゃいますね。
一番濃い鉛筆を持ちます。
ためらわず、一番濃いところからやってね。
ゆっくり色を重ねていくのはNGです。
一番濃い色と、一番薄い色が並ぶことで、色幅をきめるんです。
ここが本当に大事になってきますから。
色をのせました。デジタルはひでぇ荒さになるな…。
ならすとヌルンヌルンになるんで仕方ありません…。
全体を描くとき、ひとつの場所に集中せず、全体を同時進行で進めてください。
一ヶ所だけ進んでしまうととても苦労します。
さて、練り消しをつかいますが…。
練り消しは「白い筆」です。
白いところを描くんですね。
とりあえずはこすってつやつやにし、荒さを馴染ませましょう。
馴染みました。
一度離れて見てください。
できれば三メートルは離れてね。
離れるほど写実的に見えるし、近づくほど荒さが目立つ。
この距離を縮めていくようにリアルに描くんですぞ。
それでは、ざっくりセミハイライトをいれましょう。
お、なんか良い感じになってきたんじゃない?
このハイライトの写り方を良く観察してね。
極小の凹凸でくっきりはっきりするから、言わばここで表面の立体感を出すのですぞ。
次は、いい加減形を整えましょう。
デジタルだと不自然ー!!!
しかたありません…これ以上求めるのは贅沢です…。
あ、そうそう、地面の影は必ず描いてください。
描くときは全て一方向の線で。
リンゴと書き方を変えるのです。
複数のモチーフを描くときも、モチーフ毎に描き方を変えなくてはなりません。
一体化してしまうからね。
前述したように、影は鉛筆の堅さも変えてね。
さて、一番明るいところを練り消しで作ります。
どうです!突然なんかリアルになったでしょう!
デジタルでデッサンとおなじ書き方は筆の設定的に厳しかったんですが、まぁ手順説明程度なら充分です。
このリンゴは20分程度のデッサンですが、大体リンゴの目安は描いたことない人なら二時間。
僕も鉛筆だったら、これじゃ完成どころかやっと形出てきたなくらいのものです。
柄とか無視してるし。
序盤も序盤です。
美大生ならここまで五分もかからないんじゃないかな…。
あれが実力だと思われたら流石に困るので参考までに僕の最後のデッサン。
去年の10月か…。またやりにいこうかなぁ…。
お道具捨てられてないかしら…。
ちなみに僕はデッサン教室では下の上くらいです。
これ高校生より下手です。
自信なくすーッ!
やる気の塊みたいな高校生たちにまるで近づけなかったですよ…。
落ち込まないけどね。応援したいくらい。
彼女らはデッサン程度の苦痛じゃ揺るぎませんよもう。
美大が本番だもんね…。頑張れ頑張れ…。
今日は大地主様のお家を建てるので不安で仕方がない…。
なんだよ敷地内に家建てるって…。
本日はここまで!