THE ZERO/ONEが文春新書に!『闇ウェブ(ダークウェブ)』発売中
発刊:2016年7月21日(文藝春秋)
麻薬、児童ポルノ、偽造パスポート、偽札、個人情報、サイバー攻撃、殺人請負、武器……「秘匿通信技術」と「ビットコイン」が生みだしたサイバー空間の深海にうごめく「無法地帯」の驚愕の実態! 自分の家族や会社を守るための必読書。
November 28, 2016 09:30
by Zeljka Zorz
世界中の法執行機関がダークウェブのオンラインマーケットのテイクダウンを続けている中で、オランダの国家警察と検察当局は違法な商品の販売者や購入者を思いとどまらせるための新たな方法を試している。
米国、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、フランス、オランダ、フィンランド、スウェーデン、アイルランド、スペインの法執行機関が最近連携して行ったHyperion作戦によって、複数の法執行機関がダークウェブ上での違法なドラッグや商品の売買に関する事件の手がかりを掴んだ。
「違法ドラッグは、ダークウェブのマーケットプレイスで最も購入・販売される商品であり続けている。一方で世界中の法執行機関もまた、偽造処方薬やその他の偽造商品、フェンタニルのような危険で死に至る合成ドラッグ、致死毒薬、偽のIDや盗難ID、身元証明書類、盗難されたクレジットカードデータ、そしてコンピューターハッキングや依頼殺人、マネーロンダリング等の違法サービスを確認している」と米国移民税関捜査局(ICE)は述べている。
オランダ警察がダークウェブのトップページを書き換えた
Hyperion作戦の一環で、オランダの警察と検察当局がダークウェブのマーケットを乗っ取り、彼らの捜査能力がいかに強力かを見せつけるためにそのメインページを書き換えた(上掲のスクリーンショット参照)
「まず国家検察当局と警察は、ダークウェブで積極的に行動しているということを、秘匿サービスによってダークウェブコミュニティに見せつけた。次に同チームは、アンダーグラウンド市場の多数の大きなベンダーの発見や起訴について話し合った。3番目に、この秘匿サービスで、ダークウェブにおける違法商品の買い手は思っているような匿名性はないということを指摘した」のオランダの検察当局は説明している。
オランダ当局が乗っ取ったウェブサイトの「よくある質問」には「オランダの居住者が使用目的で少量のドラッグを購入した場合、現時点では法的措置は取られない。大量のドラッグを購入したり、その他の商品やサービスに手をつけた場合は捜査が開始する可能性がある」と書かれている。
またオランダでは、国際的なハードドラッグの不正取引の最高刑が12年、武器の密輸が8年である。
「このウェブサイト上にあなたのユーザーネームや居住地があれば、あなたは一つもしくはそれ以上のダークマーケットでの買い手として特定されているということだ。つまり、あなたの個人情報が警察や司法機関に知られているのだ。どんな結果になるかは、このアンダーグラウンド市場での行動次第である」とサイトでは説明されている。
掲載されたFAQ。オランダ当局がTorについてどう思うのか? といった質問も掲載されており興味深い
翻訳:編集部
原文:Dutch police takes over darknet market, posts warning
※本記事は『Help Net Security』の許諾のもと日本向けに翻訳・編集したもの
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