鳥インフルエンザ 農水省が現地調査へ

青森県と新潟県の農場で28日、死んでいるアヒルやニワトリが見つかり、いずれも簡易検査で鳥インフルエンザウイルスの陽性反応が出たことを受けて、農林水産省は29日、専門家の調査チームを現地に派遣し、詳しい状況を調べることにしています。
農林水産省は28日夜、担当者を集めて緊急の会議を開きました。

この中で山本農林水産大臣は「初動対応が何よりも重要で、気を引きしめて対応してもらいたい」と述べたうえで、専門家の調査チームを青森県と新潟県の農場に派遣する方針を示しました。

調査チームは29日、現地に入り、農家からどんな対策を取ってきたか聞きとりを行うほか、施設にウイルスを運ぶ野鳥や小動物が侵入できる経路がなかったかや、周辺で野鳥が死んでいなかったかなど、現場の詳しい状況を調べることにしています。

農林水産省は都道府県に対し、鳥に異常がないかどうかの速やかな発見と通報の徹底を呼びかけていて、「関係機関と連携し、速やかな状況の把握と情報の発信に努めたい」と話しています。