明治安田生命保険は28日、今年生まれた赤ちゃんの名前のランキングを発表した。男の子は「大翔」(ひろと=主な読み方)、女の子は「葵」(あおい)が2年連続で1位を獲得。リオデジャネイロ五輪の開催年とあって、活躍した選手と同じ名前の急上昇が目立った。
大翔はここ10年間で計7回、葵は計3回で1位となり、根強い人気を維持している。男の子の2位は蓮(れん)、3位は悠真(ゆうま)。女の子の2位はさくら、3位は陽菜(ひな)だった。
明治安田は「男の子は大きく羽ばたくという活躍をイメージした名前が多い。女の子は花に関連した名前が人気だ。植物が成長して花を咲かせるイメージを重ねているのではないか」と分析している。
今夏のリオ五輪で活躍した体操の内村航平選手の「航平」は昨年の312位から41位に躍進。サッカーの遠藤航選手の「航」は878位から同数の41位に、テニスの錦織圭選手の「圭」も同じ878位から60位に順位を伸ばした。
来年の注目の名前として、大ヒットアニメ映画「君の名は。」の男性主人公の瀧(たき)と女性主人公の三葉(みつは)を挙げ、ランクインすると予想している。
明治安田が今年生まれて同社の被保険者となった男の子8947人、女の子8509人を集計した。