最近僕のクラスでは漫画が流行っています。
「BLEACH」や「鋼の錬金術師」などを回し読みして休み時間どころか授業中までも漫画の世界に入り込んでいる始末です。
僕は漫画は学校で読むものではないと思っているので読んでいません。しかしその結果、お昼休みなどの空いた時間はよく独りぼっちになってしまうのです。
漫画が流行るまでは他愛もない話をして笑いあったりしていた友人たちが皆揃って漫画を読んでしまっているのです。つまらない!
菅田将暉になりたいなあと思いながら自撮りをするのも飽きたころ、隣で弁当を食べ終わったM君が「キャッチボールしようぜ」と誘ってくれたので、廊下でピンポン玉を使ってキャッチボールをしました。
別に面白くもなく、ただ投げて、キャッチして、休み時間終了。
あまりにも乱暴に投げすぎたのか、気が付いたらピンポン玉が割れてしまっていたので残念でした。
この「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲」を日本史の授業が始まる前に教卓の上に置いて先生の反応を確かめようという最悪な計画を企てたのですが、怒ると怖い先生なので黒板の隅に置いておくことにしました。
二つある黒板消しを両方ともネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲のそばに置いておくことで、嫌でもネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が目に入るように仕掛けました。
チャイムが鳴ると早速先生は授業を開始。
今僕たちは日露戦争後の内容を受けていて、製糸業について学んでいるところでした。
「製糸」
先生が「製糸」と言うたびに事情を知っている男子は笑いをこらえるのに必死でした...。
さらに授業が進むと
「アームストロング・ヴィッカース社」
まさか本物の「アームストロング」が出てくるとは思っていませんでした。周りを見渡すと男子が顔を伏せて肩をピクピク震わせています。
そんな日でしたね。
プリントに書いてある僕の字が汚いのはご了承ください。
誰か"あなたの綺麗な字を書くことが出来る能力"と僕の"唾液でシャボン玉を作ることが出来る能力"を交換しませんか?
さようなら。