すき家アレルギーってあるの?大豆や小麦に注意しよう!じんましんなどの3つの症状と3つの検査方法を紹介します!
すき家と言えば有名な牛丼チェーン店のひとつです。ホームページでは便利な27品目のアレルゲン一覧表を見ることができます。一覧表に掲載されているのは150種類以上で、そこでアレルゲンがない食品はわずかしかありません。ここではすき家のメニューのアレルギー情報や、対策を紹介していきますので、外食の際に参考にしてみて下さい。
すき家アレルギーってどんなもの?
メニューの中にはアレルギーを起こす可能性がある食材も使っている
すき屋のメニューの中にはいろいろなものがあり、その中でもアレルギーを起こす可能性のあるものもあります。気を付けていても小麦や大豆、牛肉などアレルギーを起こす人もいます。メニューの内容をチェックしてから食べるようにしましょう。
すき家アレルギーの原因って?
牛丼の調味料などに含まれる大豆と小麦
すき家で多く使用されているアレルゲンと言えば、大豆・小麦が挙げられます。それは大豆や小麦そのものを料理に使用していて多いのではなく、牛丼に欠かせない醤油や、味噌汁に欠かせない味噌の原材料だからです。しかし小麦アレルギーや、大豆アレルギーを持っている方は心配されるかもしれません。
しかし、よほど重度のアレルギーでない限り、アレルギー反応を起こすことはないと言われています。アレルギーをお持ちの方で、初めてすき家を利用する場合は、自宅で醤油や味噌にアレルギー反応が起こらないことを確認して、注文してみるといいでしょう。
卵・乳成分が多くメニューに使われている
すき家では牛丼に卵や、チーズがのったものがあります。こうした目で分かるもの以外に、工場の製造ラインで器具を共用していたり、店舗で料理器具・食器を共用していたりすることがあります。すき家ではアレルゲン一覧表がありますが、そこには原材料として使用している情報はもちろん、共用しているという情報もひと目で分かるようになっています。
特にアレルギー患者が多い卵は、重度のアレルギーがある場合、共用しているだけでもアレルギーが出てしまいます。じんましん、呼吸困難、嘔吐、アナフィラキシーショックを起こさないためにも、食べる前に店に問い合わせをするか、アレルゲン一覧表で確認することが安心につながります。
牛丼に欠かせない牛肉
すき家で最も使うお肉と言えば、もちろん牛肉です。卵や乳製品のアレルギー患者数は多いですが、牛肉アレルギー患者は非常にまれと言われています。牛肉アレルギーはアトピー性皮膚炎がある人、多くの種類に食物アレルギーがある人に多く見られます。
他のアレルギーとは違い、すぐに反応が出るというわけでなく、肌に湿疹ができて徐々に悪化するという、ゆっくりした反応が出るのが特徴です。なお牛肉を食べた後に湿疹ができるなどの症状がある方は、血液検査ではっきりすることができます。すき家では牛丼以外にも、豚丼・マグロ丼などのメニューがありますが、工場の製造ラインで器具を共用しているので、注意が必要です。
すき家アレルギーの症状は?
皮膚のかゆみ・じんましん
すき家では調味料に味噌や醤油を使っているため、大豆アレルギーか小麦アレルギー症状が出ることもあります。2つとも食べて数分から2時間以内に起こる即時型反応のひとつに、皮膚のかゆみやじんましんがあります。他の皮膚反応には、赤い発疹・目の周りの腫れなどもあります。食べて反応するのは当たり前ですが、小麦が入っている石けんを使うなどしても反応するので、食生活だけでなく、日常生活でも注意が必要です。
小麦アレルギーには食物依存性運動誘発アナフィラキシーという、小麦食品を食べて数時間以内に運動するとアナフィラキシーショックを起こしてしまうという特徴があります。かゆみが出てアレルギーが疑われる場合は、運動することは避けましょう。
喉の痛み・吐き気・嘔吐など
すき家で使われているもので多いアレルゲンは、大豆と小麦です。大豆と小麦の代表的なアレルギー症状には、じんましんや皮膚のかゆみがあります。皮膚症状だけでなく、喉の痛み・違和感・吐き気・嘔吐・腹痛・下痢などの消化器症状を起こす可能性があります。この消化器症状は食べてから数分から2時間以内に出る、即時型症状なので食後に症状が出ないか確認します。
即時型反応とは違い、食事後の数時間から48時間くらいに症状が出る非即時型症状もあるので、アレルギーの可能性があるならば注意が必要です。大豆と小麦は原材料に含まれているだけでなく、製造ラインや店舗で器具を共用するなどしているので、アレルギーが気になる方は問い合わせしてみて下さい。
アナフィラキシーショックになることも
多くのメニューを提供している、すき家ではアレルゲンとなる食品を多く扱っています。小麦や大豆、卵や乳製品、牛肉などで起こるアレルギー症状のほとんどは、皮膚症状・消化器症状などが現れます。しかし重度のアレルギーの場合、血圧が下がって意識を失うアナフィラキシーショックを起こすこともあります。
ぐったりしている、頻脈などもアナフィラキシーショックのひとつで、起こったらなるべく早く処置や治療をしなければ、命が危険な状態になることもあります。特に卵は軽症から重症まで、アナフィラキシーショックを起こす可能性が高いと言われています。すき家ではアレルゲン一覧をホームページに掲載しているので、アレルギーの方はまず確認して注文して下さい。
すき家アレルギーの検査方法とは
IgE抗体検査など血液検査
多くの食品を使用している、すき家のメニューでアレルギーが起こった場合、まず血液検査をオススメします。血液検査ではアレルギー検査で代表的なIgE抗体を調べるものが有効です。これはIgEというアレルギーを起こすタンパク質が増えていないかをチェックできます。
他にも白血球の1種、好酸球や好塩基球の数が増えているか見る検査もあります。次にHRT(ヒスタミン遊離試験)というのは、食材と白血球を混ぜてアレルギー症状を起こす、ヒスタミンを見る検査です。HRTの場合、卵・牛乳・大豆・米・小麦の検査が可能です。食後のアレルギー症状だけで判断するのではなく、血液検査も行ってアレルゲンを確認することがオススメです。
プリックテストなどの皮膚検査
すき家では様々なメニューを提供しているので、アレルギーを起こす可能性ももちろんあります。アレルギーの代表的な検査方法には血液検査がありますが、皮膚検査でも検査できます。皮膚検査で代表的なものがスクラッチテスト・プリックテストというものです。
これはアレルゲンと疑われる食品成分を皮膚に付けて、針で皮膚に傷を付けて行います。傷を付けたあと湿疹ができたり、皮膚が赤くなったりしたら陽性となります。他には皮膚の中にアレルゲンと疑われる食品を注射で入れて確認する皮内テスト、皮膚に貼り付けて2日・3日経過を観察するパッチテストがあります。検査した皮膚が赤くなっている、腫れているとなったら陽性です。
食物除去試験と食物負荷試験
メインの牛丼からサイドメニューまで、多くの料理を出しているすき家では、食物アレルギーを起こす可能性もあります。そこでアレルゲンを確認する検査として、血液検査・皮膚検査があります。結果が陽性だとしても、必ずしもアレルギー症状を起こすとは言い切れません。そこで重要なのが除去試験と負荷試験です。除去試験とは疑われる食品を完全に2週間食べないで、症状が治るかみる試験です。
除去試験を行えば大体の原因が分かりますが、最終的には食物経口負荷試験で判断します。これは医療機関で疑われる食品を食べて症状をみる検査で、負担が大きい検査なので医療機関と相談した上で行います。
すき家アレルギーは治る可能性はある?
すき家のアレルギーの完治は難しい
すき家で起こる食物アレルギーは完治しない可能性があります。それは数多くの材料を使用して、バラエティ豊かなメニューを提供しているからです。原材料にアレルゲン食材が使われているのはもちろん、製造ラインでの器具の共用や、店舗で器具を共用しているので、完全に除去することも難しくなっています。
そのため完治することは難しいでしょう。子供の場合、成長とともに免疫を獲得して食べられるようになるものもあるので、自宅や医療機関での食物経口負荷試験で、食べられるか確認してからすき家を利用してみて下さい。大人になってからアレルギーを発症した方は医療機関を受診して検査を受けてみて下さい。
赤ちゃんのすき家アレルギーに注意しよう!
離乳食完了期には、すき家のお子様メニューは食べても大丈夫のようです。それ以前の赤ちゃんには肉類は脂身があるので食べにくかったり、消化不良をおこしたりするので避けた方がいいでしょう。何より味が濃いので完了期までは食べないことをオススメします。
起こりやすいアレルギーとしては、小麦・大豆・牛肉・豚肉・鶏肉・バナナ・りんごアレルギーなどがあります。食べさせて皮膚のかゆみ、吐き気、下痢などの症状が出たら、すぐに医療機関を受診して下さい。
まとめ
すき家の牛丼は、日本の国民食と言える食べ物です。しかしアレルギーを起こす可能性がある食品を多く使用しているので、アレルギーを持っているならば注意してメニューを選ぶ必要があります。すき家ではアレルギー患者でも安心して味わってもらうために、アレルゲン一覧をホームページに掲載しているので、確認してから注文してみてはいかがでしょうか。
すき家アレルギーというものはありません。しかしすき家では、たくさんのメニューを扱っていて、使用する材料も多くなります。そのためアレルギーを起こすアレルゲン食材も多くなります。特に多く使うのは、牛丼の調味料である醤油などに含まれる大豆と小麦です。大豆と小麦は様々な加工食品に含まれているので注意が必要なアレルゲンです。
その次に使われているのは卵と乳成分です。食物アレルギー患者で最も多いのは鶏卵、次に乳製品となるので、食物アレルギーがある方はメニューを選ぶ時は、店員に尋ねるか、アレルゲン一覧表を見て確認することがオススメです。
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