蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【格闘技】畑中Jr.父と同じ日にTKO勝ち2016年11月28日 紙面から
◇ボクシング・スーパーフライ級4回戦ボクシングの元WBCスーパーバンタム級王者で、畑中ジムの畑中清詞会長(49)の長男・建人(18)=畑中=が27日、愛知県刈谷市のあいおいホールでスーパーフライ級4回戦でプロデビューし、村上貴秋(28)=結花=に1回1分43秒でTKO勝ちした。 試合終了を告げるゴングが会場に鳴り響くと右拳を高く上げて歓声に応えた。32年前の11月27日に1回KO勝利でプロデビューした父親と同じように、畑中建人が初回TKO勝ちで鮮烈なプロデビュー戦を飾った。 1回は様子を見ると宣言していた建人だが「相手が向かってこなかった」と自分から攻めた。強烈な右フックでダウンを奪うと、コーナーを背にした相手に連打を浴びせマットに沈めた。わずか1分43秒の圧勝劇に畑中会長は「100点満点。いい11月27日になった」と息子を褒めた。 快勝を収めた建人だが実は「不安でした」と心中を明かした。プロのパンチに対する恐れや周囲の期待がのしかかり、試合前の1週間は眠れなかったという。だがこの日の朝、父からかけられた「今日はお前がスターや」という言葉に緊張がほぐれ、本来の力を発揮した。 試合後にマイクを握ると「うれしいです。日本人で初めて親子で世界王者になります」と堂々と宣言。父親がタイトルを取ったときに見せたバック宙を2回披露し、会場を沸かせた。 憧れの父と同様の形でデビュー戦を飾った建人だが「まだまだ。(自己評価は)50点くらい」と手厳しい。大みそかには早くもプロ2戦目が予定されている。「会長のように会場を一体にできるボクサーになりたい」と目標も口にした。国内史上初となる親子での世界王者に向けて、挑戦は始まったばかりだ。 (長森謙介) PR情報
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