トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

菅野「落ちる」新球習得へ 「フォークか、チェンジアップか」

2016年11月28日 紙面から

キャッチボールで汗を流す巨人・菅野=ジャイアンツ球場で(園田佳子撮影)

写真

 巨人の菅野智之投手(27)がこのオフに新球に取り組む。その球種は「落ちる」ボール。今までもフォークを投げたことはあったが、直球やスライダーに比べるとその数は少なく、本人の感触としても「ダメ」だった。この日、ジャイアンツ球場に自主トレに訪れた菅野は、室内練習場で小林とキャッチボールをして汗を流した。

 「フォークになるのか、チェンジアップか。左打者に対してちょっとね」と考えを明かした。今季の被打率は右打者が2割2分に対し、左が2割3分4厘とわずかながら高い。そのあたりが新球習得の動機となったようだ。球種について相談を受けたという小林も「配球の幅という点もだけど、本人の向上心が高いし」とエースの積極的な姿勢にうなずいた。

 菅野は昨オフに指先のトレーニングに励み、ワンシームを解禁。前半では「異次元スライダー」を積極的に多用したが、後半になるにつれ研究された。「対策を練られて後半は球数も多め。フォークなりチェンジアップを使えるようになったら(球数の点でも)楽になる」。

 本格的に取り組むのはハワイでの自主トレからで、それまではコンディショニング重視の調整となる。 (園田佳子)

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ