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【ドラニュース】

土井正博コーチ「勝ち方を教える」

2016年11月28日 紙面から

シート打撃の後に選手を集め、バットを手に話をする土井コーチ(右)=10月28日、ナゴヤ球場で(谷沢昇司撮影)

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 巻き返しの来季に向けて動きだした森監督の新体制。コーチとして打撃部門の土井正博(72)、作戦部門の森脇浩司(56)、バッテリー部門の田村藤夫(57)、守備・走塁部門の奈良原浩(48)の4人が新たに加わった。そこで、インタビュー企画「新コーチに聞く」をたっぷりと。第1回は土井コーチ。今季500得点でリーグワーストに沈んだ攻撃陣をどう変えるのか。特別コーチとしてチームを見た2年間を踏まえて、聞いた。 (構成・川本光憲)

 −就任早々の秋季キャンプ、真っ先に指示したのは小技の徹底だった

 「勝ち方を教えないといけない。評論家として見ていて、点が取れるところで取れない。若松なんか1つの打席で2回も3回もバントを失敗してね。股割みたいな格好でやらないとダメなんですよ。片足に重心がかかりすぎると、上下に動けない。バントは投手も野手も関係なく決めないと。秋季キャンプでは走塁、右打ち、1つ前の塁を意識させました。バントやエンドランする形はよくなっていますよ。フォア・ザ・チームの精神です」

 −特別コーチではなくなる。森監督のオファーを受けた経緯は

 「体力に不安があって、鍛えて『もうできるな』というところ。監督とは西武で選手同士、コーチと選手という間柄、いろいろありますのでね。『この監督ならば務めよう』という頭になりました。指導者は最後かもしれません」

 −70歳を超えてのコーチ就任。指導法は昔と変わるのか。選手とどう接するか

 「昔は選手を蹴飛ばしました。けど、今は人間が丸くなりました(笑)。時代もあります。経験を積んで、選手を選別するようになりました。『この子に手間どったら、次の子が出てこない』ということ」

 −若手の起用も期待される。2004年、西武で中島(現オリックス)を積極起用した

 「伊東監督(現ロッテ監督)に中島を『目をつぶって使いましょう』と言いました。松井稼頭央が抜けて、ショートに誰もいない。中島はとにかく体が強かった。チームにカブレラと和田がいましたし、若手起用ができる環境もありましたが、伊東監督は良い決断をしてくれました」

 −今のドラゴンズには、中島のように「こいつを使いたい」と思わす選手はいるか

 「います。これは監督と話をしています。名前は伏せます。起用を見ていただければ、のちのち分かりますよ。2、3人います」

 

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