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バイクで踏切に押し衝突死 少年一部否認

 兵庫県尼崎市で昨年3月、高校1年の男子生徒、山内美輝さん(当時16歳)の自転車をオートバイで押し、JR福知山線の踏切内で電車と衝突死させたとして、傷害致死罪などに問われた無職少年(17)の裁判員裁判の初公判が28日、神戸地裁(佐茂剛裁判長)であった。少年は「傷つけようと思ってしたのではない」などと起訴内容を一部否認した。

     起訴状によると、少年は昨年3月28日午後5時ごろ、無免許でオートバイを運転。山内さんの自転車のサドル付近を後ろから時速49キロで約25メートルにわたり、足で押し続け、踏切内に進入させ、電車と衝突死させたとしている。

     検察側は冒頭陳述で「被害者から『怖い、怖い』と聞かされても無言で押し続けた。スピードは予想外で、被害者は押される行為の危険性を受け入れていない」と指摘した。弁護側は「痛ましい事故だが、押される行為に被害者の承諾があり、傷つける意思はなかった」と主張した。

     事件では、兵庫県警が昨年12月に少年を自動車運転処罰法違反の疑いで逮捕。神戸家裁尼崎支部が「暴行の故意が認められる」として検察官送致(逆送)し、神戸地検が今年1月、傷害致死と道交法違反(無免許)の罪で起訴していた。【井上卓也】

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