土日のお昼ご飯を作ることが月に数回ある僕ですが、今回は妻たっての希望で「クレープランチパーティー」にすることにしました。
事の発端は、以前僕がニュージーランド滞在中に、一緒に旅をしていたフランス人のヴィンセントから本場のクレープの作り方を教えてもらったと話していたのを覚えていて、ここの所息子の体調不良で外出が出来ずストレスがたまった妻からの可愛いリクエストでした。
写真は、ニュージーランドで一緒に働いていたフランス人のヴィンセント。場所はニュージーランド南島のクロムウェル(Cromwell)という町のVineyard(ワイン畑)⤵
彼と、僕、そしてドイツ人とチリ人の4人で一軒家を借りて、一か月程この畑で働いていました。その時に、一度だけヴィンセントの提案でランチにクレープパーティーをしようという事になったのです。そんな懐かしき日の思い出(9年前)から、僕がクレープを作ることになりました。
ヴィンセントから教わったクレープのレシピ
材料(8~10枚分)
A(生地)
- 薄力粉(150g) ※当時はBrown wheatがいいと言っていましたが、日本で作るなら薄力粉でOK。
- バター(10gくらい)
- 牛乳(500ml)
- 砂糖(大さじ3)
- 塩(ひとつまみ)
- 卵(3個)
- バニラエッセンス(数滴)
- ブランデー(少々)※ヴィンセントのこだわり?彼の地元では入れると言っていた
今回は、ブランデーが無かったので風味づけに、キッチンにたまたまあったグランマルニエ(オレンジのリキュール)で代用。風味付けなので無くてもいいです。
塩は、バターが有塩バターだと少ししょっぱくなってしまうので、バターを無塩バターにするか、少し控えめにするなどして調節しましょう。塩が入ると、グルテンができるため、薄く焼いても破けにくい生地になるので、少し入っていると焼きやすいです。
生地を作ったら30分ほど置いてから焼くと生地がなじんでいい感じに焼けます。
また、今回は息子の離乳食用にもちょっとだけ作る為、ブランデーやバニラエッセンスを入れる前に、息子用に生地を別によけました。
トッピング
- ホイップクリーム
- バナナ
- キウイ
- ブルーベリー
- フルーツグラノーラ
- アイスクリーム
- チョコレート
などを用意してみました。
チョコレートは、ヌテラなんかを買っても良かったのですが、家にあったお菓子のチョコ(メルティキッス)を使いました。
クレープを焼く
さてここからが本番です。当時、ヴィンセントからは、僕がいい感じにクレープをひっくり返すので「お前はもうフランス人だな!」と訳の分からないお褒めの言葉をいただいたことがありますが、クレープがうまく焼ければ妻の評価もうなぎ上りのはず!
ここは、フランス人に褒められた実力を発揮する時です!
クレープを焼くときの手順と注意点とコツをご紹介します。
- フライパンに油をひき、キッチンペーパーなどで余分な油はふき取って強火で熱する
- フライパンが温まったら、弱火にして生地を流し込む(オタマ1杯分)
- フライパンを回転させながら生地がフライパンの中央に集まらないように均一に伸ばす
- フライパンを動かしても生地が流れなくなったら中火にして、表面が浮いてくるまで待つ
- 少し生地の端がきつね色になってきたら、フライパンをゆすってみる
- フライパンをゆすってクレープ生地が剥がれたらひっくり返してOK
- できる人はフライパンを振ってひっくり返す(無理なら竹串か何かで生地の端をはがして手でひっくり返す)
- 火を止めて、数秒待ったら完成
以上が焼くときの手順です。コツは赤い太字!
クレープがうまく焼けず、焦げてしまったりするのは「生地の厚みが均一ではないから」です。それを防ぐために、フライパンが温まったら弱火にして、生地が緩いうちにフライパンを回転させながら生地の厚みを均等にします。そうすると、均等に火が通り焦げ付く前に生地がフライパンから剥がれてきてくれます。
こんな感じで生地の端がきつね色になって、中央部分が膨らんできてたらOK!フライパンをゆすると生地が剥がれてきます。
僕位になると、フライパンを振ってひっくり返しちゃいますが、端をつまようじなどでつんつんすると剥がれてくるので、手やフライ返しでひっくり返してもOKです!
我が家でランチにクレープパーティー開催(妻と息子と3人)フランス人直伝のクレープ返しを見せつける僕 pic.twitter.com/6BY1fdQgBP
— ロクパパ (@ekakipapa) 2016年11月26日
クレープパーティーのスタート!
僕は、一度に沢山焼いて積み重ねてある冷めたクレープを食べるのは好きではありません。クレープを焼いて食べては、またキッチンに行ってその都度焼いて、出来立ての温かいクレープにホイップクリームやチョコレートをはさんで食べるのが好きです。
今回はクレープを焼くのは僕の担当。
妻には出来立ての温かいクレープを食べてほしかったので、ちょっと時間がかかりますが、ゆっくりその都度焼いて食べることにしました。
ヴィンセントは「フランスではシードル(リンゴの発泡酒)でクレープを食べるんだ」と言っていましたが、ロクママは現在授乳育児中なので、カルディで見つけた炭酸リンゴジュースで乾杯! 400円弱でこのボトルはお買い得でした。美味しいシャンパンを飲んでるような気分で、普段お酒が飲めない妊婦さんや授乳中のママさんにもおすすめですよ!
↓Amazonでも売ってました
それでは食します♪
焼きたてなので、市販のチョコ(今回はメルティキッス)でも、このように溶けます♪この一枚は、チョコ+バナナ+ホイップクリーム+シナモンパウダーで食べました。
サイコーです
食べ方のおすすめは、フォークとナイフだと溶けたホイップクリームやチョコがお皿に流れ出てしまうので、
ホイップとフルーツをのせます
ブルーベリーなんかやグラノラも美味しいのでのっけちゃいます
上下を折りたたんで、
左右も折りたためば、完全に包まれます。
これを手で持って、ガブリといけば、お皿は汚れないので、次から次へと同じお皿でクレープを巻いて食べることが出来ますし、洗いものも減ります。
これを食べての妻の反応は、、
「おぬしまだこんな技を隠し持っていたのか。もっと早くからクレープパーティーを提案しておけばよかった。余は大満足じゃ」
だそうで、大変満足していただけたようでした。
一方で、お酒と香料抜きの生地で焼いたクレープを食べた息子のロク君は、最初の数口はおいしそうに拍手をしながら食べていましたが、眠気が出てきたのか3分の1ほどでごちそうさまでした。そりゃ、一緒にホイップとかチョコレートがのったやつ食べたいよね。もう少し大きくなったら同じの食べようね。
休日のお昼に、家族でクレープパーティーを開催するとパパの評価がグンと上がるよ♪というお話でした。
あぁ、ヴィンセント今頃何やってんのかなぁ~
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